F.F.雑感
其ノ六百五十六  本に導かれて
解禁後の川の釣りで本流のヤマメ狙いを始めてからというもの、3月は微妙だが4月から5月中旬までは本流一辺倒と言ってもいい。本流の状況が思わしくなくそうもいかない状況もあり得るが、可能な限り本流をやりたい。
そうするとゴギを狙って釣りに行くのは5月中旬以降ということになるし、例年そんな感じだ。でもゴギも4月はともかく5月に入ってからなら十分釣りになる。去年はGWに釣友とゴギの沢に入った。ただ後半の方がゴギもデカくなるという気もしないではない。早い時期のゴギよりもサイズは期待が持てそう。
今回の岩魚の本を読んだあと、太古からの岩魚を巡るいきさつが、単に釣りをする以上の重みというか奥行きみたいなものを感じているので、早く釣りたい気持ちとサイズのことを天秤にかけると、なかなかに悩ましい。
家の中で作るものでさえ、影響を受けている(^^;)
だいたいに年が明けてから渓流解禁までの間は、メバル釣りにいそしむのが例年のパターンだ。
しかし年末に釣具屋に行った時に岩魚の本を買い連休中に読んだことで、本の影響を受けて気分としてはだいぶ変わった。
こちらの地方ではゴギだが、それは解禁後かなり経ってから、そろそろゴギかなっていう感じだ。
僕としては解禁直後から狙うつもりはないのだが、以前に解禁後最初の釣行でゴギを釣ったことはある。それは痩せ細ったゴギで、まだ時期尚早という感じだった。
下の三冊はかなり短期間で読了(^^;) 次は何を読もうか。
本をきっかけにゴギやら釣りの昼飯やらと考えたが、秋にやっていたキノコ採りも図鑑が活躍している。これは文字より写真が主でキノコの同定が目的だけど。

最近思うに、本を読む時の没入感が以前より増した気がする。読んでいても頭に入らなかったり残らなかったりする時期もあったが、最近はどっぷり本の中の世界に浸れている。読み終わった後の体内に宿る充足感も心地よい。
寒すぎて早朝の釣行にくじけた休日は、またゆっくり本を読もう。
焼き鳥と焼酎の湯割りと岩魚曼荼羅(^^;)
作品中では主人公が中華鍋を使って色々作る。やろうと思えば中華鍋一つで何でもできる。それを僕の釣りの時の昼飯に当てはめようと思うと、これは簡単にはいかない。
作品中で中華鍋を使うのは焚き火台の上でだ。中華料理屋のような大きくしっかりした円形で深さのあるコンロではないが、大きめの焚き火台で薪もしっかり乗せてあるので、そこに鍋を置くのには遠慮がない。
それに比べて僕が今使っているガスのコンロやアルコールストーブは小さなコッフェルを乗せるのが精一杯で、とてもじゃないが鉄製の中華鍋を乗せたり鍋振りをするのに支えたりとかはできそうにない。
おやじキャンプ飯と用品メーカーがコラボした直径22cmの中華鍋が発売されている。22cmというサイズはかなり試作を繰り返して決めたサイズだそうで良さげだが、それでも僕の火器では無理だろう。
唯一やってやれそうに思うのは、以前使っていて最近はしまい込んでいるガソリンストーブ。それも五徳に中華鍋を安定して乗せられるほどではないが、火力が強いので鍋を五徳から浮かせて使えばなんとかなりそうな気がする。
年が明けてからYouTubeの「おやじキャンプ飯」の本を入手した。
おやじキャンプ飯は2020年からやっていて、今配信されているものがシーズン4で、かなりの人気を博しているドラマだ。
その監督の方が出した本で、撮影裏話やドラマで出ている料理のレシピや道具の話が書かれている。
釣りに行って昼飯を食べるのもルーティーンの一つになっているので、このドラマでのキャンプ飯を作るシーンは、ただの昼飯とキャンプ中の飯という違いはあるが、これまた影響を受けている。