F.F.雑感
其ノ六百五十七  七つの橋の島・近況
たまたま見たニュースで、僕がよく行く島で山林火災が起こっていると知った。金曜日の午前中に出火してその日の夜の時点でまだ延焼している状況だった。
島に渡れないとか途中から通行止めとか、考えられなくはないが、土曜日に僕は別の島に釣りに行こうと思った。
山火事が鎮火していない同じ島で釣りというのもちょっとはばかられるし、年末からずっとメバルが不調なのもある。
潮は中潮で午前中が満ち上げだから悪くはない。どこへ行こうか。
今回は二年前に行き続けるのを断念した七つの橋の島の四番目の島を釣行先に決めた。いい感じに日中でも良型メバルが釣れていた港だったが、防波堤の一段上から外側を釣るためのハシゴがいくつもかけられたことからぱったり釣れなくなり、さらに先の橋を渡った島の長大な防波堤に鉄柵が設置され入れなくなったことをきっかけに、行くのをやめた。
それから丸二年、ひょっとしたら四番目の島の港は復活しているのではないかと昔の良かった場所にすがりたくなったのも、去年の年末手前くらいからいつも行ってる島でメバルが不調だったからだ。どちらかというと山林火災よりもそちらの方が七つの橋の島に気持ちが傾いた理由としては強い(山林火災の方は三日目に鎮火)。
明るくなってから到着。二年ぶりの港はどうなっている?
別の場所の港もやってみたけど空振り(^^;)
いつも行く島に渡る手前の高台がここのところの昼飯の場所だ。
帰る途中に寄れるからそこへ向かった。初釣りの時に猫同士の喧嘩になったが、どちらかの猫は来るだろうかと思ったが、前回追い払われた方の猫がやってきた。
餌をいくら上げてもまだくれとずっと鳴いている。
僕はたまたま居ついていたとは言え、過去のメバルにないくらいの重たい手応えとロッドの曲がりを思い出し、七つの橋の島はまた行くのかと自問しながら、新しい餌の袋を開けて皿に出してやった。




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やってきた島はいつもの島より若干遠い。着いた時にはだいぶ明るくなっていて朝まづめとは言えない時間だ。
それに夜明けくらいが干潮なのであまりにも潮位が低いとやりづらいというのもあるから、気合い入れての早起きはしなかった。
それでも7時くらいには港に着いた。釣り人の姿はなく、僕は過去に何度もやった場所を陣取り、準備を始めた。
(やっぱり期待するよな〜)僕はロッドを継ぎながら、この港でいい釣りをした頃を思い出した。
止むことのない食への欲求を鳴き声で表す猫さんでした(>▽<;)
#4ロッドで困るのは、重たいメバルを防波堤上にあげるのが大変なこと(^^;)
四番目の港の防波堤のハシゴはしっかりあった。200mくらいの防波堤に10個は立てかけられているだろうか。しかもどのハシゴにも既製品のように同様な塩ビパイプが取り付けられている。これは・・・ロッドホルダー? 以前ハシゴを見た時にはこんなものは付いていなかったような。釣り人歓迎的な装備品。どういう経緯で設置されたのだろうか?
まだ潮位は低いができなくはない。折角だからハシゴを使って一段上に。僕はケイムラのウィングをつけたベイトパターンを結び、防波堤沿いにキャストした。ここの防波堤は側面が格子状にえぐれていて、そこにメバルが潜む。それが以前は快釣のポイントだった所以なのだが、そこを狙いやすいハシゴが掛けられたため、えぐれ内のメバルは一掃されてしまったのだと思う。
防波堤沿いをフライを通してみるが、一度の反応もない。全くない。改めて防波堤にずらっと並べられたハシゴを見ると、ああやっぱりダメなのか、という気持ちが湧き上がってきた。
本日の立役者のケイムラウィングベイトパターン。
8時前でこの光量。まだ月が見えています。
お昼は明星沖縄そば。コンビニとろとろ卵入り。 
最近よく行っていた島の不調も解せない。去年初頭の好調朝まづめは見る影もなく、初釣りの好カサゴも紙一重だった。
昨夏の猛暑の影響かと思っているが、それなら七つの橋の島も同じ影響を受けているはず。良くなっているのではとは、苦し紛れの都合のいい期待だった。

防波堤の付け根側、潮位が上がったことで石積みが沈んでいる。そこのあたり、カサゴでもいないかと沈めて引くと、ラインが手繰れなくなった。
早くおかわり頂戴にゃ〜(=`ω´=)