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釣りの集中力を維持するために空腹を避ける作戦で行く事にした。
なんだか以前は逆のことを考えていたような気もするが、とにかくこの日もパンを買った。 週のなかばでまた雪が降っていた。しっかり冷やされて迎えた週末の川は苦戦が保証されtがようなものだ。 斜面の雪をちらちら見ながら走って最初の支流に着いた。 時刻は11時前。風は止み陽射しもある。しかし川の水の中が問題だ。
フタオカゲロウ系のニンフ。いるじゃないか。
パイロットフライとしてパラシュートを流してみたが、なんの気配も感じられなかった。
まだ釣り始めたばかりだったが、やばいなーっと僕はすでにこの日の釣りに期待を持てなくなっていた。 やる前からすでにボウズだとイメージしているなんて、ひどい話だ。なんとかこのネガティブイメージを払拭せねば。 僕は少しでも自分のやる気を引き出すために、川原の石をひっくり返して虫の様子を探ってみた。
釣行時の携帯食。さあ、今日はどれにしようかなあ。
虫はいるいる。サイズにして1.5cmくらいはある。フライのサイズ感としてもちょうどいい。僕はフェザントテールニンフに結び直し、小さな堰堤下のポイントを探った。
この川の両岸の斜面にはまだ雪が残っている。放流量の多そうな場所を選んで入渓しているが、いやどうもそういうことではなさそうだ。インジケーターにはなんの変化も表れず、両岸の雪と上流からの冷たい水が益々僕のやる気を削いだ。 (川を変えよう) 僕は早めの決断が傷を深めないと判断した。この川ではすでに丸パンをふたつ食べていた。 結局先週土日に入った川へ向かう事にした。同じ川で同じようなヤマメを釣っても面白くないのだが、釣れないよりはマシだ。それにどんなヤマメが釣れるかはまだわからない。
2014 釣乃記
第参話 丸パンと春ヤマメ
先週釣ったポイントにまずは入る。先週よりもやや減水していた。こちらの川は斜面には雪は残っていない。降る量が少なかったのか、積もってもすぐに溶けたのか。
もう一度ドライを試してみたくなった。フラットな流れにパラシュートを投げてみた。 一投で出た。先週と全く同じサイズのヤマメだ。 僕はふうと息をついてこのポイントは上がる事にした。 さすがにちょっとなー。別の区間に移動した。そこも先週入った場所だったが今度は釣れなかった。
春色のヤマメ。生き物はいつも季節を先取り。
水面のCDCダン。やはり頼りになるパターン。
ヤマメの行動を押しつぶしてしまいそうな、冬の流れがそこに。
寒の戻り。こんな時はなにをやってもダメなのだろうか?
確かに気温水温が高めでハッチとライズがあれば、それはフライフィッシングの独壇場だろう。 良い時に良い釣りができるのは当たり前で、そうでない時の釣りこそが釣り師としての本分なのではないかとも思う。 とは言え、ようやくの週末の休みの日に自分にそんな厳しさを課すのはなかなかできることではない。特に自分に甘い僕などは。 ぼんやり目の前のプールを見ていたら水面がよじれるような感じに見えた。
ひょっとしてこの日唯一のチャンスを神様がくれたのかも知れない。僕はそう思った。
パラシュートを切り、CDCダンに結び変えた。 マッチザハッチ(適材適所)。 実際ハッチは見られない。それでも最初の川の石の裏のニンフ達の活性を考えればダンは有効だと思えた。 一投目、水面に春色の魚体が踊った。僕は空腹もおぼえたがまだイケると思った。確か丸パンはまだ残っていたはずだ。
高い山の頂は先週よりも白くなっていた。次来る時はどうかなあ?
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こちらはタニガワカゲロウ。ごそごそしてます。
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