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其ノ二百五十九 水中のテレストリアル -弐-
今年の梅雨はホントよく降りますσ(^_^;)
iPhoneの防災アプリの大雨警報のダイアログが出た。僕が会社からの帰りに車を発進させた時、雨量はピークに達していた。
帰ってから雨雲レーダーで確認すると、この辺りは真っ赤になっていた。 このぶんだとまた川は増水する。ここのところの釣りの感触からしても、やはりドライより水面下のフライに分がありそうだ。 僕は遠慮なくヘビーワイヤーのフックを取り出し、バイスにセットした。
ピーコック+ソフトハックル。良いとこ取りのパターン。
ドライを巻く時にあれこれ気を使う制限が、水面下のフライを巻く時はかなり軽減され自由度が増すように思う。
水面という境界線と接することを考えずにすむと、それはずいぶんタイイングに影響するんだと改めて思った。 以前も水中の、特にテレストリアルについてあれこれと書いてみたが、その時は水面直下から水中を浮いたり沈んだり自由にゆらゆらするフライがいいと感じていた。それは今も同じだが、今回は細かいパーツにも工夫してみることにした。
ワームパターンとしては安定した効果があります。
水面下と言えばやはりソフトハックルが定番だ。効果も安定している。
それならとソフトハックルのテレストリアル版を巻いてみた。 ビーコックのボディにパートリッジのハックル。まあこういうパターンももちろん以前からあるんだろう。 ワームのフライも安定している。浮いても沈んでもいいというつもりで使うから、とくに浮力を持たせるパーツも使わない。 毛虫っぽさを出して、ちょっと目印を付けたらできあがり。 ![]() ![]() ![]() ![]()
増水の時に水面下のフライでうまい具合にマッチしたら、ずいぶん簡単に釣れる事がある。
水面下に沈めたからこその結果だと、ドライを使いたい気持ちを押し留めてまでした甲斐がある。してやったり、という手応えが感じられる。 狙った釣り方で釣れるということがやはりこの釣りの面白さのツボなんだなあ。 もちろん水面下の釣りを毎回していたら、きっと飽きてしまう。 そこは良いバランスでいろんなやり方を混ぜるのがいい。 とりあえず次の週末は水面下、ということになりそうだ。
そしてやっぱり水面下のテレストリアルはザグバグで。
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