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其ノ四百七十八 危機的ニャンコ先生の島 -十一- |
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(ふ〜む、こうきたか?)
防波堤の外海側、上げ七分の潮流は同じに見えたが、なにか雰囲気が違う。
魚影が見えない。木っ端メバルも見えない。そして防波堤に立て掛けられたハシゴの数々。
約半年振りの七つの橋の島だが、どうも来ない間になにかしらの変化があったようだ。
中潮の満潮前、悪くないはずだが海は沈黙していた。 |
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久々の島ニャンコ先生! この島も久しぶり。 |
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潮流のゴールデンタイムをこの七つの橋の島の四番目の島でどっぷりと使ったが一度の反応もなかった。
忘備録の本HPを見てみると1年前も苦戦していたが、なんとかメバルは釣っていた。明らかに1年前よりも状況は悪い。あのハシゴがなにか関係しているのかもしれない。
潮は下がり始めた。僕は三番目の島へ移動した。下げ潮ならこちらが分がある。 |
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早々と日が傾き、どうするか? |
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バックキャストをしようとした時、「なにが釣れるんですか?」と声がかかった。僕は慌ててロッドを振る手を止めた。振り返るとすぐ後に女性が立っていた。「ちょっと、危ないんで」と僕が言うと、その人はすすすっと後ずさりした。気配を感じなかった。あまりに唐突だったから、ぶっきらぼうな対応をとってしまったので申し訳なかった。
結局三番目の島でもメバルは釣れなかった。小メバルのライズは結構あったし細長い魚体の群れ(サヨリ?)が頻繁に港内に入ってきた。決して活性は低い訳ではなさそうだ。この島のニャンコ先生が期待外れか、という目で僕を見ていた。 |
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デッドストック! どんぎつね様(*^^*) |
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#22で辛うじて赤メバル様。厳し過ぎます(>▽<;) |
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四番目の島へ取って返し、別の港で最後のあがき。突端に一人釣り人がいた。
防波堤の際にまずまずの魚影は見えている。その潮下にキャストしてリトリーブ。コツリともしない。僕はフライを#22まで落としてキャストした。
ググンっ! 掛かった。
「メバルがまだおらんね」と先端の釣り人は言った。それでも彼は25cmのメバルを釣っていた。 |
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ニャンコ先生、安定釣果はまだまだです(^^;) |
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翌日、去年も行った風炎窯のTATARA鍋まつりに出掛けた。野菜無水蒸し焼きや新感覚お好み焼きは頂いたし自分でも作ったので、今回はホットドッグ。
マスタードなどの追加の調味料なしでもとてもおいしく頂けた。
風炎窯の人たちとひとしきり話しをして、里に近づく冬も感じた。
風炎窯の皿を買ったが、これに釣った魚が乗るのはだいぶ先になりそうだ。 |
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風炎窯、TATARA鍋製の具のホットドッグ。 |
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