其ノ四百九十三  こんな年もあったと思い出す日まで
渓流が解禁になってから、毎週末の釣行を敢行し、先週までで七回(七週連続)釣りに行っている。
おそらく一回目の釣りの時から新型コロナウィルスの広がりはかなり報道されていたと思う。
それでも僕の住む地域はまだひっ迫した状況にはなっておらず、僕はあまり気にせず釣りに行っていた。

2020年4月18日時点、全国に緊急事態宣言が発令されている。
タイイングも釣りの一部だが、釣りの予定の立たないタイイングは・・・(^^;)
自分で忘備録の代わりとして見返す事の多い本HPだが、こういう事態の様子を書き残して、ずっと先で見返した時にどうだろう? と思わないでもない。過去に災害が起こった年は更新をとめていた時もあった。更新をとめていた時は釣りに行くのも控えていたのだと思うけど、はっきりとは覚えていない。
今回は自然災害とは違う状況で、状況はまだ悪くなりつつあるし、自分の近くにも脅威が迫っている。もうすぐゴールデンウィークになろうかと言う時に、だんだん身動きが取れなくなってきている。
週末、マエカワクラフトに寄ってみた。M川氏もいろいろと思うところがあるようで、あれこれ考えておられるようだが、一日でも早い終息を願っているのはみんな同じだ。
コロナだけでなく釣りの話も当然するので、そうするとやっぱり釣りに行きたくなってきた。
つい一週間前に行ったばかりなのに。しかもその前までも六週連続行っているのに。
さて今週はどうするかな。
春のガガンボフライ。いまだに活躍の場面なし(>▽<;)
釣りが外出自粛の目的に対してはクリアできていると、そうだと思うのだが、ここがなかなかむつかしいところではある。
その気になれば、家を出て釣りに行って帰ってくるまで、人との接触を一切なしにすることは可能だ。ただし、事故などのトラブルを起こさないのが大前提となる。それをクリアすれば、ウィルスの危険性は皆無だ。
しかし、全国で緊急事態宣言が出され、外出自粛しているさなかに釣りに行く、という行為がどう思われるか。人との接触があるないとは別の、モラル的な観点からは我慢すべきと思う人もいるだろう。
逆に家に閉じこもってストレスを溜めるより、危険のないフィールドに赴いて発散することで心身ともに健全になり、ウィルスに立ち向かう鋭気を養う、という考え方もある。
過渡期の、この時だけ、という状況について、このHPに書いた事はあまりなかったと記憶している。
いろんな事は今までにもあったが、フライフィッシングのHPというのを貫いてきた。

いつか、またこのページを見返した時、ああ、こういう年もあったなあと、思い出すことがあるだろう。
そんな日が来る時までは、まだまだ色々あるだろうけど、来ると信じて、できることをしていこうと、そう思った。
本を読む時間はたっぷりと。クマ本も読み終わりました。