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F.F.雑感
其ノ五百六十 手こずるチヌの予感
遅い梅雨入りと早い梅雨明け、結果渓流の渇水はかなり深刻な状況にあり、増水したら行こうと思っているポイントもまだ行けていない。
今年は本流にだいぶ行ったその流れで渓流の方に強く気持ちが傾き続けていたが、この雨の降らない期間が続いたことでようやくフラットのチヌにスイッチが切り替わり始めた。 早々と梅雨明けしたので、体が暑さに慣れていない。熱中症対策を十分にして、僕はフラットへ向かった。 干潟が元の姿に戻りつつあるのは喜ばしいが、歩くのは非常に辛くなった。砂から泥に変わりかなりハマるようになった。なるべくハマらないところを歩くようにはするが、そうはいかない時もある。
グッグーンっといきなりフライが引ったくられるアタリ! まだ下げ潮だがいきなりきた。今年初の重量級の引きの手応え、僕はラインを巻き取りリールファイトに持ち込んだ。5分くらいかかりそのチヌを浅瀬に引き上げた。 良い型が掛かるのは嬉しいが、あまり一匹に時間をかけるとそれだけでその時の時合いが終わってしまう。もう少し強引な取り込みをした方がいいかもしれない。 干潮になり満ち上がりが始まった。いつものように満ち上がり最初の群れを狙う。通過する筋もわかっている。 フライが何かに引っかかった。この辺りには何もなかったはずだがと、ロッドを立てるとじわーっと動いた。(掛かってる!) 根がかりと間違う大物かっ!?っと思ったらぷっと外れた。ば、バレた。 しかし、バラしは一回にとどまらなかった。重量級が掛かり引きに耐えているとぷっと外れる。それを4回もやってしまった。
干潟ズブズブ。再生能力は素晴らしいが、釣り歩くのは超困難(^^;)。
4バラしリベンジで釣るには釣ったけど〜。
フラットは時間の取れる時に市内の河川に2度ほど行っていたが釣れなかった。
今回は前日に渓流に行った次の日の日曜日で、まあダメ元でと思っての釣りだった。 2度の釣りでわかっていたが、市内河川の干潮時に出てくる干潟は干潟本来の姿を取り戻しつつあった。数年間のうちに何度かあった豪雨で砂が堆積していたが、それが砂が減り泥状に再生しつつあるように見えた。 自然の再生能力はこういう所で確認することができる。
試作カニフライ。ヒートシールしたマシュマロシェルを使ってみました。
大潮なら良いっていうものでもなく、行くたびに同じ状況というのはほぼない。これが自然相手ということか。
週中の仕事早上がり釣行のその週末。危険な暑さだとテレビで報じている。 僕はしっかり暑さ対策をして仲間から教わった別の川の河口へ向かった。 広大なフラットで干潮から満ち上がりを待っていると、釣り仲間のKK君がやってきた。彼とは本流でもフラットでもよく会う。
カニさんの念入りなフライチェク(>▽<;)。
今季初チヌは45cm超え。滑り出しとしてはいいのだが・・。
泥の中から現れるエビ?。
繰り返しバラす情けなさと、過去にないくらいの高活性の反応に、複雑な心境になった。
高活性の日曜日から中二日空けて、僕は仕事を早上がりしてまた市内河川に向かった。 どうしても4バラしが納得できずあの日が中潮に対して、この日は大潮ということもあり、また高活性を期待しての釣行だ。 ところが下げも満ち上がりも日曜日の時の状況の気配もなく、もうダメかと思い始めた時、ようやくチヌがフライを引ったくってくれた。 「入ってきてますね」とKK君。満ち上がり始めたばかりなのに、すでにテイリングも始まっていた。
僕たちはすかさず釣りを開始。 次々とチヌが入ってきているのがわかる。僕ははやる気持ちを抑えてキャスト。しかし釣れない。KK君のロッドが曲がっている。掛かったのか。 いつもの見えないチヌの行動予測をして釣るのとは全然違う。やる気はありそうだが、僕のフライに見向きもしない。 僕は自分のチヌ釣りが新たな段階に入ったのだとぼんやり思った。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
釣れなかった悔しさも、時間が経てば次の釣りの楽しみに変わる・・はず(^^;)
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