F.F.雑感
其ノ五百五十九  春の少し前の日に
雑誌の発売に合わせて、ちょこちょこ釣具屋へ顔を出しているが、肝心の解禁に向けての消耗品の買い足しができていなかった。
改めて確認すると、フロータントがないし、ティペットはあるがリーダーが不十分。タイイングに使うCDCもそろそろなくなる。
何よりもメインフィールドの遊魚券もまだ買っていない。
という訳で、平日の時間の空いた時に釣具屋に出向いた。
店にはベテランフライマンのTさんが店におられた。すでに仕事を辞めておられるTさんは解禁日に行く気満々のようだった。
痛みは一日の終わりに出るので、朝から夕方までの負荷が夜に痛みとして出る感じだった。風呂でマッサージをしつつ様子をみているが、尿酸値の例のアレではなさそうだ。
タイイングはまずまず進んでいるが、釣りに行き始めて数週間で弾不足になりそうだ。HOT WAX を使ったドライフライを中心に、CDCやコックハックルやエルクヘアを使って。それにニンフも巻き足していかなければ。そういえばTさんはウェットも使うと言っていた。攻めの釣りだよな〜。
フロータントは久しぶりにドライシェイクを買った。やはりパウダーのフロータントのスタンダードだから、初心に帰ってじゃないけれど、今年はドライシェイクで。フライを始めた頃に買ったドライシェイクホルダーを引っ張り出す。ずいぶん年季が入っとるわー。
今年は冬らしい冬でしたが、もうすぐ春がやってきますね、ニャンコ先生(*^^*)
フライの雑誌をかたわらに、マルちゃん焼きそばナポリタン味。
Tさんと解禁当初の釣り場について話をしていると、あの川がどうだとかあそこがいいとか、お互い話が止まらない。
話をしたこの日は解禁日の五日前だったので、それは気分も高揚するはずだ。
そのあとは常連のHさんとアニメや量子力学の話になった。釣りに関係あるにせよ無いにせよ、解禁前という事が引き金になって、何かと前向きで積極的だ。

諸々の買い物を済ませ、週末は巻くぞと息巻いて帰った。
とりあえず巻いたフライをボックスに刺しこんでみたが、予想通り思ったほど巻いていない。
これから次の週末(三月になって最初の週末)までの平日でこつこつと巻くしかない。
三月一日の解禁日は雨の予報だが、Tさんはうまいこと釣れるだろうか? 釣れなくてもいいとTさんは言っていたが、やっぱり釣れた方がいいに決まっている。
ま、人の心配より自分が大丈夫なのか? フライも巻いて、釣行先も決めて。そうだ、川の初釣行のお昼のメニューも考えなきゃ。
遊魚券ゾロ目〜(・・・だから?(^0^;)) ドライシェイクホルダー久々に登場。
その週末、解禁前に足の鍛錬でもう一回近所の山へ登ろうと思っていた。ところがここ数日、足の指先が少し痛い。
一年前の今頃、尿酸値の増減差が開いた時に起こる例の症状が出た。それを押しての一回目釣行だったが、渓歩きはかなり痛みを伴った。
その症状とは痛みの出る場所が違うし、あれほど激痛でもない。しかし万が一という事がある。山に登って帰りの行程で痛くて歩けなくなったらマズイので、山登りは思いとどまった。
寒かった日々はどこ行った? というような、うららかな日曜日。