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其ノ三百四十三 近くて遠い海フライ
やってきました、近所の海へ・・σ(^_^;)
予想はしていたがこれほどまでとは思わなかった。
前の日に市内を自転車でちょろちょろして、程よい運動量だなと手応えを得ていたので、大丈夫なのではないかと高をくくっていた。 自転車で海へ釣りに行こうと思いついたのは、当日の昼近くになってからだ。 午前中だらだら過ごしてしまったから遠出は無理だ。海まで自転車でなら小一時間というところだろうと安易に考えた。
現場での機動力はピカイチ。現場までの行き帰りが問題だ。
去年の秋、友人と市内の港からすぐの島へ自転車でフェリーに乗って渡って釣りをした。
自転車の釣りはその時が最初だった。良い面悪い面それぞれあるが面白い試みだった。 その時は釣れなかったが、その機動力を生かせる場面があればまたやってもいいと思っていた。 今回がそうという訳ではなかったのだが、春の海風を感じるのもいいかな、なんてのん気なことを考えて出発した。
ルートは吟味した。これをミスると行くだけでかなりのエネルギー消費になってしまう。なるべく平坦な道を通るように。しかししばらくこいでいくうちにとてもじゃないが、予定の場所へは辿り着けそうな気がしなくなってきた。ちょっと遠すぎる。情けないが急きょ場所を変えることにした。
湾の手前側の海岸に向かう。予定は対岸だった。しかし手前側に行くにも小高い丘の住宅地を越えなければならない。ここはどうしても上り坂だ。こんなことも想定してやや薄着で来たが登り始めてすぐに汗がふき出してきた。 まだ三月中旬だというのに汗か。まあ市内だしまずまずの天気だったらそれもありうるか。
春の海〜・・・。のんびり時間だけが過ぎます。
渓流が解禁になって三週間が過ぎたが、僕の釣果はパッとしないままだ。そろそろ気温も上がり始めて良くなってきていそうだが、今週は諸事情で山へは行けない。
そもそも解禁前の最後の海とかいって、二月末の島の釣りはボウズだった。それもそのままとはいかず決着をつけなければならない。 そんなこんなで海を目指したが、予定していた湾岸は遥か遠くに感じられた。 自転車釣行、なかなかハードではないか。
風は微風、空は薄曇り、景色には霞みがかかっていて穏やかな春のお手本のような日だ。
解禁になれば山の川へ行ってばかりになるからこの時期の海はなんだか新鮮だった。 釣りはやはり夜か朝夕のまづめでないときびしいだろう。こんな日はカメラを持ってのんびり散策するのでも良かったかも知れない。 ま、釣りだって言うんで重い腰もあがったのは間違いないが。 さて、また長い道のりを自転車こいで帰るとしますか。
体重と体脂肪、減ってるかな〜?(^_^;
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ようやくポイントに到着した。時間にすれば一時間半くらいだったろうか。
数人の釣り人から離れた場所で早速キャスト。立ち位置から水面までかなり落差があるので、斜め下に投げ下ろしている感じだ。 魚影も水面のざわつきも見えない。湾内の大橋の橋脚が近いポイントで粘ってみたが反応はなかった。 長い護岸をとびとびに攻めてみた。橋脚以外に物がないからポイントを見定めきれない。
三月、晴れ、日中はきついか〜(>_<)
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