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F.F.雑感
其ノ四百九十八 また、フラットへ向かう
盆休みに市内の河口のフラットへチヌ狙いで出かけた。
最初の時、僕がやっていると二人づれがこちらに近づいてきた。顔を覆っているから誰かわからなかったが、N君とKi君だった。今年、フライマン新年会をやった時も二人はきていた。 ざっと話をして、それぞれに分かれた。小潮で今は下げ潮だ。満ち上がってくる時が最大のチャンスと思っているが、下げ潮でももちろんやる。 これが今年最初のフラットの釣行だった。
連休明けの最初の週末前の金曜日、僕は釣具屋へ寄ってティペットを買った。禁漁前あるあるで、あと何回行くかというタイミングでよく使うティペットがなくなる。
店主と翌日の僕の釣りについて話をした。僕はまたフラットへ行くつもりだったが、夕方が雷の予報が出ている。干潮も夕方だから、ゴロゴロ鳴っているのに干潟に立つのは危ないなあ。だが、朝の干潮が5:30なのでがんばって早起きすれば朝の釣りは出来そうだ。5時くらいってまだ暗いかなあ、などなど。 実際、朝の干潮は去年も何度かやったが、確かマゴチを釣ったのは朝だったはず。期待は持てるかも。 フラットのN君とKi君。N君は顔中を覆っているので誰かわからん(^^;)
多少改良を加えたカニフライ。
曇りで風で波立つと、魚影はほとんど見えない。
干潟に降りるとうっすら人影が見えた。釣り人が二人立ち込んでいた。シーバス狙いのルアーマンだ。駐車場が満車だったのはそういう事情もあったか。
干潮まで1時間を切っている。盆の時に習うなら満ち上がりは期待できない。僕はルアーマンから離れて下流側へ向かった。 曇りで少し風もあり、水面が波立って魚影は見えない。僕は過去の釣りを思い出し、魚の溜まりそうな場所にキャストした。反応も気配もない。だんだん一年前の不安が蘇ってきた。
土曜日は中潮だった。4時に起きて4時半には河口に着いた。いつも停めるコインパーキングは満車だった。数台しか停めれないから仕方ない。僕は少し離れたパーキングに停め、歩いて河口に向かった。
まだ暗い。僕は糸をやり直して少し明るみが出るのを待った。 なんとか川の様子が見えてきた。すっかり干潟が露出している。前回の盆の時は満ち上がりよりも干潮前の下げの方が魚がよく見えていた。
その日は三人とも釣れず、「また頑張りましょう!」とN君が言い、それぞれ帰宅した。
僕は連休中だったので翌日もその次の日もフラットへ行った。 結果はあとの二日も釣れなかった。なんとなくアタリっぽいのはあったが、完全に食いつくまでには行かなかったようだ。 連休中は渓流にも行き、禁漁まであと僅かになったと実感している。しかしぱったり雨が降らなくなり、渓流は厳しい時期に入った。
一年ぶりのキビレ様。再会が待ち遠しかったです。
そもそもブラインドでやっている事自体、釣りが成立しているかどうか自信が持てない。
ほぼ干潮になった。アタリっぽい感触。何かに引っかかったか。溜めてロッドを立ててみるとゆっくり動いた。 (きたっ! きたきたっ!!)僕は後ずさりしながらラインを巻き取り、N君やKi君、それに釣具屋にも報告しなきゃ、などと考えながら、不安はすっかり忘れてずっしり重く伝わる手応えを、ロッドから感じていた。 |