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F.F.雑感
其ノ四百九十九 まだ夏のフラットへ
一年ぶりのマゴチ様。変わらず顔が平べったい(*^^*)
渓流シーズン最終釣行で、まさかのボウズをやらかした翌日、源流の借りは河口で返す、なんてフレーズをイメージしながらフラットへ向かった。
この日は予報で猛暑日だからフラットに立っての釣りは万全の熱中症対策をした。 キビレを釣ってから一週間、せめてまたあの引きの感触を味わって、前日の渓流ボウズのダメージを消してしまいたかった。 中潮の14時干潮、一番気温の上がる時間帯、フラットは誰もいなかった。
今年のフラット初回でN君に会った時、彼がこの場所は以前はもっと泥状の干潟で面積も狭かったと言っていた。2年前の豪雨災害でかなりの砂が流入したとのことだった。もしかしたら6年前の豪雨災害でも土砂が入ったのかもしれない。
それで川を遡上するチヌの数が減ったり餌になる物が減ったりとかが、あったりするのかも。僕自身の釣り方の下手さもあるがそれにしてもコンスタントに釣れるところまでいかない。去年は9月から本格的に始めて、11月頭くらいまではやったろうか? 今年は8月開始で現時点9月初旬、もっと楽に釣れると思っていた。 そう言えばメバルを釣る島の港で干潮の時にチヌを狙ったこともあったっけ。あの港は魚影は濃かった。 フラットニャンコ先生! 猛暑日の中、お散歩ですか!?
まだまだ猛暑の夏の雲が・・・(^^;)
見る見るうちに辺りは暗くなり、ついには稲光が!
雷の翌週、干潮は夜明けと日没と言う両極端の中潮。夜明けは遅く、日没は早くなりつつあるから、どちらも難しいが朝をやることにした。
まだ暗い中、ライトを照らしながらフラットを歩く。干潟はすっかり露出していた。 ふと思ったが、暗い中でチヌやキビレはフライを見つけるのだろうか? メバルは見つける。 半信半疑でキャストを続けたがやっぱり反応はない。 うっすら東の空が明るくなってきた。
ゴロゴロと音が聞こえたのは干潮から少し満ち上がり始めた時だった。スマホで確認すると発雷は市内の北側だった。近い。
これから良い潮流なのに。しばらくやってみるがゴロゴロ言うたびに気になる。と、ピカッと光った。 途中から上流側でやり始めていたルアーマン2人が上がり始めた。僕も無念だが諦めるしかなかった。 土手に上がりルアーの2人と少し話をし、僕たちは薄暗くなったフラットを後にした。 まだ下げの流れがあるうちから始めたが、露出した干潟に対して西側の川の本線ではなく、東側の干潟と岸に挟まれたホソにチヌが入っているのは岸の土手上から見てわかっていた。
今は順光だから魚影が見える。僕はまずそこを攻めたが、ラインが着水するとチヌはすぐに散ってしまう。離れて落とすと散らないがフライに関心を持ってくれない。 しばらくやったが反応するチヌはおらず、僕は西側の川本線に向かった。
明るくなって徐々に活性も上がってきている気が。
今年最初のキビレも朝だった。朝はひょっとして警戒心が薄れるのかもしれない。
と、ラインを引く手が止まった。ロッドを立てるとじわっと動く。魚だっっ! グググーっと走り始めた。右手でラインを押さえながら左手でリールを巻く。引きが強い。 水面に魚体が現れた。チヌじゃない! マゴチだ。僕は愛嬌のある顔のマゴチを浅瀬に引きずり上げた。 すっかり日が上り、僕はまた夏の暑さをじわりと背中に感じ始めた。 戻る F.F.Topへ 進む |