F.F.雑感
其ノ五百七  混迷の島のゆくすえ
島のすやすやタイムは川とはまた違う、非日常感が良いです(*^^*)
開口部からリーダー部のみ流し込む。それ以上は危険だ。でもちょっとだけ。もうちょっと。いやいや、今回はおろしたてのライン。#6、タイプlV。もうフライラインを引っ掛けて切るのはゴメンだ。
結局、魚は奥の方にいるのか。手前でちまちま誘っても出てこなさそうだった。前々回、大潮に合わせて有休を取って来た、七つの橋の七番目の島。防波堤先端開口部を再び狙ったが、反応なし。
しかしラインを手繰っていると動かなくなった。防波堤のえぐれに潜り込まれた。こういう時に限ってロッドは8ft、まっすぐ沖側に引っ張り出せない。もたもたしてたら切れてしまった。

この港の時合は過ぎた。そのあと例の防波堤開口部の港をやったが反応なく、僕は昼飯と昼寝にすることにした。
昼飯昼寝の場所近くの防波堤はいい場所は取られていた。ならばワンパターンだが三番目の島にで夕まづめを狙うしかない。
ちょっとくらいの風は無風と同じに感じます。
お久しぶりのカサごっち。変わらず派手なお体ですこと。
朝は寒かったが、日中はポカポカ。一枚脱ぎました。
日没前に干潮でまづめ時は満ち上がりつつあるタイミングだ。
まだ下げの潮流があるうちに行き、少しやってみた。チビメバルのオンパレード。少しぐらいサイズアップを狙うがそんなヤツは姿を見せない。
「何が釣れますか?」「調子はどう?」とやってきた釣り人たちが次々と話しかけてきた。
「メバルか。釣れやせんよ」と次にやってきた地元の人らしき年配の人。さらにやってきた地元らしき人と僕の近くの階段に座って話し込み始めた。

先週がよくやったなって思うくらいの常時爆風の釣りだっただけに、この日はとにかく風に悩まされない釣りを切望して来た。風はややあったが、先週でかなり鍛えられたのか、弱い風は無風と同じに感じた。キャスティングが楽だ。
それにこの港も去年は色々な人が訪れ、良くなくなった気がして遠ざかっていたが、この日は釣り人は先端方向に二人いるだけだ。先週の風裏港の中高生3人組のことはトラウマになりかねないが、若い人だけでこの島に来るのは地元の人くらいだろう。
例によって潮流の向きを慎重に見極める。右から左が左から右への変わりばなの一投目、ゴッツンっ!っと激しく来たが乗らなかった。今のはデカかったかも。
強烈なアタリの少しあと、また潮流の向きが逆になった最初の一投で掛かった。良さげな型なのが引きの強さでわかる。
シーで食べるならシーフードヌードル!
フフフ、またワシじゃよ、ワシ(^0^;)
僕は聞くともなしに釣りながら話を聞いていた。彼らによると、昨今の釣り人気で押しかける釣り人たちが小さいメバルも持って帰り大きく育つ魚が少ないと言う。
「大きくなるまで待たにゃあ」
ふむ、確かに。

干潮、日没、そして潮は上がり始めたが、結局日没前に釣れたカサゴが最後の一匹になった。
「まだ釣れんじゃろう。もうひと月あとじゃ」と、またやってきた年配の人は笑って言った。
僕も笑って頷いた。





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有休大潮釣行の二週間後、今月二度目の満月、ブルームーンの大潮となる。もちろん釣りに出かけて来たわけだが、先々週のラインを引っ掛けて切るハメになった防波堤先端開口部は、新しいラインでは強気では攻めきれなかった。
この日の最初はこの港に来る数時間前、七つの橋の四番目の島で満ち上がりの時合を狙った。
6時起きの8時到着釣り開始だったが、どうやら時合の真っ只中に港に到着したようで、反応は次々あったが全てチビ。
綺麗なメバル様、サイズがもうふた伸びほしい(>▽<)