F.F.雑感
其ノ五百八  放流ターニングポイント
今年も恒例の放流会の日がやってきた。今回は去年よりも近い川の漁協の管轄で行う。
前日、朝から夕方まで細かい霧雨が降っていたが、翌日曜日は快晴、朝の冷え込みもなくこの時期としては気温は高めで、放流をするには文句のない日だ。

集合場所にはすでに何台もの車が停まっていた。久しぶりの顔が見える。と言うか、例によって毎年放流でしか顔を合わさない人もいる。まずは開始前の釣り談議が早速始まった。
いつものメンバーたちも変わらず元気そうだ。数年前に軽トラ釣行で一緒に行ったmGも久しぶりに来ていた。彼は今年は本流で大ニゴイを釣っていた。掛かった時はサツキマスだと信じて疑わなかったそうだ。来年の夏はまた行きましょう、軽トラで、源流へ。
東の方に住まわれている大御所フライマンの方達も参加されていて、何やらオフシーズンも楽しみを見つけて活動をされているらしい。SNSでそう言う行動がチラチラと見えるものだから、僕もいい刺激をもらっている。ただし、彼らはお孫さんのお相手も大事な使命なので、週末は必ず釣りに充てられるわけではないのがつらい(つらくない?)ところだ。
予想に反して暖かい朝。放流日和です。
そこそこ良型も混じっていました。
2グループに分かれ、僕たちの方のグループ(ベテラン組だと言われたが、確かに年齢は高めのメンバーだ)はかなり奥の細流へ魚を入れに行った。魚は割と大きめで、去年の可愛らしい稚魚とは趣が違う。このまま釣ってもそこそこ嬉しいサイズだ。
放流ポイントは隠れ里のような集落はあるが、夏でもイケそうな上流域だった。ここで釣りをしたことのある仲間の話では、夏でも雨で水位が増えたら良くなるらしい。来年は釣行先候補に加えてみたい。
すんなり放流を終え、僕たちはランチ会場へ向かった。もう一つのグループは子供が多いので終えるのに時間がかかるだろう。
ランチ会場は川辺の落ち着く広場で。
ひと月ちょっと前にチヌ釣りで集合した仲間のうちの3人も来ていた。その中の一人、Tさんは今はキノコ狩りにハマっていて、前日も採ってきたそうで、帰ってからの炊き込みご飯と汁物が楽しみだと言っていた。
それぞれの季節で楽しみなイベントがあるわけだが、秋のキノコ狩りはかなり楽しみ度の高いイベントのように思える。僕自身はキノコ狩りはしないが、やっている人たちのSNSを見るだけでも楽しい。
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ランチ会場では調理班が準備を進めていた。釣具屋の常連さんの釣った大ニベのフライや絶品の豚汁、そしてダッチオーブンで炊いた白飯。
全員集合していないが、大ニベのフライは味見させてもらった。ウマい。

今年の六月に九州から転勤で広島に来られたKSさん。九州ではソルトウォーターフライフィッシングの猛者だった方。
SNSで繋がっていたが、この日ようやくじっくり話ができた。
九州との最大の違いは潮位差で大潮で4mにも迫る潮位差に最初は度肝を抜かれたらしい。
トップで良型メバルを釣るKSさんのやり方には興味がある。ひょっとしたらメバルに関しては新たな境地を開くことに繋がっていくかもしれないと思った。

ランチも終わり、解散した後にキャスティング交流会が行われた。それぞれ思い思いのロッドを手に、来年の釣りを思い描いているようだった。
日が山の稜線に隠れ、少し肌寒くなってきた。
ランチの後のキャスティング交流会。ここでも楽しく過ごせました。
ゆっくり流れに。大きくなれよ〜。
放流ポイント横まで軽トラで運びます。
大ニベのフライ。8切れくらい食べました。
豚汁が絶品。なにしろ食べ過ぎました(^^;)