F.F.雑感
其ノ五百九  ソルトウォーターの変遷
夕方、波が高くなってきた。KSさん、これに懲りずにまた行きましょう。
キャストしてすぐリトリーブしている。確かにカウントダウンする必要はない。割とゆっくり目のリトリーブだ。
僕も見よう見まねでやってみる。キャスト、ゆっくりリトリーブ。すると何か引っ掛かった。と思ったら魚の気配。ちっこいメバルが釣れていた。
僕はすぐにKSさんに釣れたと伝えた。ほぼ水面くらいの表層では、初めてメバルを釣った。

この日の釣り場は市内から近目の島、初めての港だった。
最初の港の朝の反応も食いが止まった。僕たちは次へ向かうことにした。僕の良くいく港。時間が経っているから入る場所がないかと思ったら、案外空いていた。
ここでKSさんの本領が発揮された。ほぼワンキャストワンヒットになっていた。型は小さいが、水面への反応がこんなに続くとは驚きだった。
僕はと言えば、沈めて釣る実績のある場所だけに、僕の今までのやり方で通した。しかし釣れない。天気が良すぎるせいもあるか。時期的まだ少し早いのか。
快晴、風弱し、そして大潮。これだけの条件だが・・。
渓流禁漁後のメバル釣りは、だんだん小さくなっていく(>▽<;)
テトラ周りがポイントなのは、どのやり方も共通です。
KSさんはアジはシンキングラインで沈めて釣るので、二種類のラインをセットした二本のロッドを持ち歩く。それはそれで大変だが、僕は沈めてダメなのでまたインタミに戻そうと思ったが、それもかなり面倒だ。

その港を離れ、次へ。そしてまた次へ。3つ渡り歩いて反応なし。僕たちは昼飯にした。
この時聞いた、九州の北側の離島(連絡船で15分くらいが多いようだ)でのメバルの釣りは瀬戸内とはだいぶ様子が違った。

今年の春に九州から仕事の都合でこちらにやってきたKSさん。九州ではソルトウォーターのフライフィッシングをかなりやっている方で、瀬戸内でのメバルやアジの釣りも楽しみにしているそうだ。で、今回の釣りになったわけだが、僕とKSさんとは釣り方が違い、僕のシンキングラインに対してKSさんはフローティングラインで、メバルを水面で釣る。
そのやり方はSNSとかで見ていたが、この日目の前でそのやり方を見た。見よう見まねでキャストした僕のフライに数匹のメバルが掛かってくれた。KSさんによると深いところの良型も、水面まで一気に出てきてフライをくわえたりするのだと言う。
それはかなりエキサイティングな状況だと想像しただけでわかる。
カップヌードル味噌。おむすびに合うランク1位だそうです。
やや混み合っている防波堤です。
アベレージサイズが別物だ。僕が釣れて喜ぶサイズはあちらではきっと中,小物の部類だろう。
釣法も今回の水面で釣るやり方。僕はずっと蓄積してきた沈ませるやり方にある程度自信はあるが、水面のやり方も出来そうだし、引き出しが増えるのは良いことだ。

干潮が過ぎまた満ち上がり始め、僕たちは最初の港に戻った。
少しづつ陽が傾く中、穏やかだったこの日初めて風が強まってきた。





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SNSで知り合っていたKSさんとの釣りが、先週の放流会で約束し、早速この日に実現することになった。
釣り場はKSさんが入手したメバル情報の港だ。人気のポイントらしく、すでに釣り人が防波堤で密になりつつある。
僕に二匹目が来た。ラインはインタミ、フローティングラインの#6は持っていなかったので、急場凌ぎでチヌに使っていたものを持ってきていた。
フライもKSさんのを真似て巻いてきていた。
朝の最初の釣りは海上自衛隊の艦船が浮かぶエリアで。