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F.F.雑感
其ノ五百十 その島の再発見
(食ったかっ!)と思ったが体をくねらせたのはボラだった。餌釣りの人の撒き餌に集まるボラとメバル。なんでボラが食うかな〜。
数秒引きに耐えたが、あっさり切られた。
KSさんは一匹掛けたが外れたようだ。僕たちは次の港へ向かおうとアイコンタクトした。また港を巡るランガンが始まった。 風が強い予報だとKSさんは言っていた。ああ、またか。渓流禁漁後の島釣行で、風が穏やかだったのは一回くらいだった。
前回のKSさんとの釣りで、インタミでほぼ表層でメバルを釣る目的は果たせたが、今回はちゃんとフローティングラインで釣るつもりだ。
三番目の島、強風にあおられながらキャスト。KSさんが一匹、小さい。続いて僕、もっと小さい。それから二人は入れ掛かりになった。 目的のフローティングラインでの釣りも果たせたが、目で見て合わせたのではなく、向こう合わせだった。 子猫ニャンコ先生! ご期待にそえずスミマセン(>▽<;)
初魚種、アコウさん。見たことあるフォルムがそのままミニチュアに(^^;)
フローティングラインで釣りました、メバル様(*^^*)
どうにも反応がない。防波堤の日の当たる側はメバルが見えるがフライは無視される。僕はフローティングラインは諦めてシンキングラインに変えた。
ポイントも日の当たっていない内海側に変え、キャストした。少し待ってリトリーブ、すぐググッときたが乗らなかった。 その次の一投できた。少し重い。上がってくると赤っぽいのでカサゴかと思ったら、なんとアコウだった。これならもっと大きいアコウも居るかも。僕は勇んでキャストした。シュートした時、右手にプッと何かが当たった。
もう一つの目的のメバルポイント調査を遂行すべく、僕たちは三番目の島から七番目の島へと移動した。そこも僕のいつもの場所だった。ここがこの日のクライマックスだとは、その時は僕もKSさんもわかる訳がなかった。
付け根側から先端までざっとやってみるが、魚影は見えても反応しないパターンだった。餌釣りの釣り人たちとあれこれ話をする。メバルだけでなくアジも釣りたいKSさんはアジが釣れているかを聞いたが、今年は全くダメだと言う返事が返ってきた。漁師さんもそう言うのだとの話も聞いたので、アジについては今年はますます深刻な状況のようだ。
KSさんのMSRウィンドバーナー。爆速沸騰!!
釣ったら瞬時にサギ様登場! 見てるな〜。
「いいメバルが掛かったが潜られてバレた」KSさんが悔しそうに言った。水面にドンっと出たらしい。その話のあと、僕はKSさんにリールから出ているバッキングラインの端を見せた。
「キャストしたら結び目がほどけててラインは吹っ飛んで行きました」と僕が言うと、KSさんは「え〜」っと声をあげた。 昼飯後、数カ所巡りこの日のメバル調査を終えることにした。もう少し季節が進みさえすれば。KSさん、メバルのハイシーズンが待ち遠しいです。
先週に引き続きKSさんとメバルの新ポイントの探索釣行のこの日、風は確かに強かった。
場所は七つの橋の島で、僕のいつものポイントを踏襲しつつ、新たな場所も開拓するつもりだ。
最初はやったことが一回くらいある港で、次に向かったのはいつもの三番目の島だった。 何しろ風が強い。おかげで三番目の島の港は誰もおらず僕とKSさんの貸し切り状態だった。 今回僕は#6のフローティングラインを新調してきていた。
干潮スタートのこの日、低い水面に苦戦しながらやってます。
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