F.F.雑感
其ノ五百三十六  渓流釣りオフ考察
九月に入り、今年の渓流の思い出にふける間も無く、フラットへチヌを追いかけて出かけていた。
思い返せばフラットのチヌを始める前までは、渓流が禁漁になったらちょっとは物思いに浸る週末がいっぺんくらいはあったはず。
例によって忘備録代わりにしている本HPを見返すと、チヌを始める前から、渓流禁漁後は年々ソルトに切り替えるタイミングが早くなっていると書いている。
チヌ開始以前は、メバルな訳だ。十一月くらいからというのが定石だがそれまで待ってられなくて、年々開始が早まっているようだ。
とは言え、イカを特にエギングで狙う人は多い。
渓流からメバルまでの穴の空いた期間にうってつけではあるし、フライマンでもイカのシーズンだけはフライロッドをエギングロッドに持ち替えてやる人もいる。
僕は夜はあまりやりたくないし、人の多いところはパスしたい。そうするとイカ狙いは僕にはやっぱりちょっと無理そうな気もする。
何よりもフライでイカを釣るのはかなりハードルが高い。フライでエギを真似るのは無理があるし、どんなフライを使えばいいのか。
今年の夏、G・Loomis よりもよく使ったサーモジョッキ(^^;)。
そうは言ってもメバルにはまだ早い時期から始めるものだから、それはそれで苦戦する。
逆にチヌを九月十月と粘っても、これまただんだん釣れなくなってくる対象魚だから、これも苦戦・・・というより修行のような釣りになる。
渓流の禁漁からメバルが良くなるまでは、大人しくしておくほうが無難ということだ。

しかし、九月十月にフライで釣れる魚をターゲットにすればいいのではないか?という考えもある。
2018年の年末の釣果。夜だし小さいけど、フライを足で捕まえている。
島のもぐもぐタイムの最有力候補。試食は・・・します(^^;)
そこでピンとくるのがイカだ。何年か前にルアーをティーザーにしてイカを寄せ、フライで釣る、というチャレンジを友人としたことがあった。結果はうまくいかなかったが、その数年後に偶然フライでイカを釣る(フライに抱きついた?)ことはできた。
狙ってコンスタントにイカを釣る、というのはどうだろう。実際時期早めのメバル釣行の時に、フライを追いかけようとしたイカには遭遇したことがある。
当然メバルのフライでついでに、というのではダメだろうから、はなっからイカ狙いのフライを作って、それで誘うべきだ。誘う能力はエギにはかなう訳ないだろうが、フライならではの有引力がありそうな気もする。
時期がズレるがアジは釣りたい。メバルを狙って何度か釣れたことはあるし、居付きの金アジは狙って釣った。しかしコンスタントに狙って釣ったと言える釣果はまだないので、今年は狙ってみたい。

と、なんだかんだ考えてみたが、そのうち潮のいい時に、まだ早いとわかっていてもメバルを狙って出かけるんだろうな。
出かけられない悪天候の週末は、それを見越して入手した本を読むのも、やっぱり毎年のお決まりパターンではある。
九月下旬から十月下旬くらいまでが本当に釣りのオフなのかも。