F.F.雑感
其ノ五百三十七  そうは言ってもまだ残暑
       シザースを使う回数は、ソルトフライが圧倒的に多い。



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潮が微妙だし色々片付けることも溜まっていたので、釣竿を持たない週末。
日が暮れてから朝まではすっかり秋めいて、寝苦しさもなければ朝早くちょっと歩いて出るのも涼しくて快適だ。
先週、田舎暮らしの本を買ったのでそれを読んでいる。思い出したように移住からの猟師になった人の本も引っ張り出して、交互に読み進めた。
別にどこかへ移り住む気がある訳ではないのだが、こういう思い切った人生の進路変更を、自分の意思でできる人ってすごいと思う。
そうかと言って固いピンピンのボディかというとそんなことはなく、適度なしなやかさもあるのでこれは釣れそうな気がする(いつも巻いた時はそう思う(^^;))。

実際にベイトの触った感じっていうのはどんなだろうか。イメージではぷよぷよしている感じかと思うのだが。
フライはそんな弾力や柔らかさまでも表現しようとはしていないと思うので、これはこれでいいのだと思うことにした。
去年は渓流で何度か作ったカレー。その道具で今年は家で。
濡れてすぼまった状態はベイトそのもの(←自画自賛(^^;))。
フライをする人は何かと共通点があるものなのか。
読みながらローチェアでうたた寝するのがこれまた気持ちいい。こんなだらけた週末もたまにはいいだろう。
読んだらどこかに移住したくなるかと言えば、きっとならない。僕はスーパーやコンビニが近くにないとおそらく生きてはいけない。

午後から釣具屋に顔を出す。すると常連のNさんがいて、「サゴシが釣れ始めている」と教えてもらった。サワラの小さいやつだ。小さいと言っても40cmとかはあるだろうから猛烈な引きは想像に難くない。
釣具屋では数年ぶりにシザースを買ったので、シンセティック専用のつもりで遠慮なく切れる。そういうハサミがあるとベイトフライも巻くのが楽しくなる。巻いて楽しく釣って楽しいと言う事ないが、このフライは全長5cm。いったい何を釣るんだろう?(^^;)

昼に今年渓流でできなかったカレーを作った。スパイスの加減を失敗し、やたらスパイシーなカレーになった。
残暑の暑さもあいまって、僕は久しぶりに汗をかいた。
サゴシは西の方の海で活発に釣り人が狙っているそうだ。僕の良く行く市内から近い島や七つの橋の島ではサゴシが釣れるという話は聞いたことがない。そこまで魚が入ってこないのか。
人気のターゲットなら釣り場競争も激しそうだし僕はちょっと無理かな〜。しかし、そんな話を聞いたらフィッシュイーターを釣るベイトフィッシュフライを久しぶりに巻きたくなった。
宮崎の牧さんのところの新しいマテリアル、クラフトファーをちょっと前に入手していたので、意欲がなくなってしまわないうちに(^^;) 数本巻いてみた。少し硬質なファーなので、濡らしてみてもシャープで真っ直ぐな印象のシルエットになる。