F.F.雑感
其ノ五百三十八  メスティンを釣りに連れて行く
メスティンが流行り出したのは何年前くらいだったろうか?
流行る以前はメスティンを見ても特に気持ちは動かなかったが、あれよあれよと広まり、レシピ本やサイトもできて、ネットでは品切れや価格高騰。
僕は静観を決め込んだ。もとより釣行での炊飯は時間的に無理だろうと思っていたからだ。

メスティンフィーバー(←言い方が古い(^^;))がある程度落ち着いた感のある今年、つい数日前に市内のアウトドア用品の店で売っていたとの情報をもらった。
出掛けに米をとぎ、釣り場で昼飯前の車で移動する前に米と水を入れる。これで吸水時間を節約。
加熱はどうしても必要だから、その後の蒸らし時間の短縮。これは出来上がりをどこまで妥協するかということになるが、蒸らしの段階までいったら、あと5分10分短縮したってしれている。それよりはうまい具合に出来上がった方がいいに決まってる。
こうやって考えると、最初の吸水の短縮をするだけでも、なんだかメバル釣りに行った時にやれそうな気がしてきた。
なんだかんだ言いながら、結局手に入れました(^^;)。
去年大きめの蓋付きシェラカップを手に入れ、メスティンブームに逆らってこちらを使うと息巻いていたが、メスティンは炊飯が主業務なのに対し、シェラカップで炊飯はできなくはないが無理にやることでもない。適した道具がほかにあるのだからそちらでやるのが効率的だよな〜。
カレーを作るならシェラカップでだが、やっぱり炊飯はメスティンが王道だろう。
レシピサイトで確認すると、吸水に30分、炊飯20分、蒸らし20分と合計で1時間をオーバーする。
白米でなくいきなり炊き込みご飯。サンマ蒲焼缶全部入れても味は薄い。
アルスト五徳直乗せはやはり火力が強そうなので、離します。
渓流でも海でもだが、昼飯(作るだけで)に1時間か〜。朝から出かけて全く釣れず昼になった時、悠長にメスティンで1時間かけてご飯炊くなんてありえないなー。逆に午前中で満足できる釣りができたのなら、それこそ上機嫌になっていっちょう米でも炊いてやっか、と調子に乗ってやりそうな気もするが、こればっかりは保証がない。
もちろんメスティンは炊飯以外のメニューだって作れるが、炊飯をこなした後にそれはやりたい。前回のカレーのように家で作るのでも全然いいのだが、外で炊いて食べるのもいいな〜と思うのだ。外で作って食べたい願望と所要時間とが折り合わないから、実行に移すには時短の工夫をしないといけない。
と、あれこれ考えながら教えてもらった店でメスティンを買ってきて、早速サンマ蒲焼缶で炊き込みご飯を炊いてみた。
VARGOのアルストだと燃焼時間が少し足りず、二つ目をすぐに着火してなんとか20分。そして蒸らし。
結果は上々。メスティンってこんなにいい感じに炊けるんだ。味はサンマはいいが米が薄かったのでこれはのちのち工夫しよう。

で、メスティン買った時、ほかのものまで買ってしまったのはご愛嬌(そっちの方が高い(^^;))
MSR ポケットロケット2。店で見つけてしまったから仕方ない(>▽<;)