FlyFishing Scramble

F.F.雑感

其ノ五百五十五　　春を仕込む

年が明けてもメバル釣りに毎週末行っていた近年の冬とは様子が違い、今年は渓流の解禁がなんだか待ち遠しい。
メバルも行くんだけど、連続では週末に行ってなくて、家でのんびりしたりタイイングしたりの時もある。
そしてふと思い立ち、近所の里山へ登ってみようと、数週間前に家からすぐの山に途中まで登った。息が上がって全くダメダメ、ということはなく、まあまあ歩けたので、それなら次こそは頂上を目指そうと思った。

今年初めてmaekawacraftを訪ねた。M川氏はすでに解禁に向けてタイイングを加速させていた。おお、これは何だか僕も巻かなきゃあって思ってしまう。新しいロッドを注文した釣友もいるらしい。みんな着々と解禁の準備をしているではないか。
僕は翌日の土曜日に前回途中まで登った里山の頂上を目指すつもりだとM川氏に言った。そもそもそれ自体、解禁を目指しての足の鍛錬のつもりだった。
「筋肉痛になるで」とM川氏。いや～実はそれが怖い。おそらく二日後くらいにくるに違いない。
そして翌日、僕は予定通り里山を目指した。無理せず休み休みゆっくり登る。足よりも呼吸が追いつかない。心肺能力が肝心のようだ。汗をかく前に一枚脱いでいると年配の方が先に行った。僕もすぐに歩き出したが、その人はあっという間に見えなくなった。普段から登っているんだろう。かなり鍛えられている人だな～。

ウチからすぐの裏山の頂上から。

フローティングニンフのウィングケースにもHOT WAX。もうちょい前寄りに～(^^;)

少し前にはニンフを数本巻いたし、今回はドライフライ。まだ一月中だというのに、解禁に備えてあれこれ仕込んでいるのは、僕としては快挙だ。
特にHOT WAXを使ったフライは去年は作るのが不慣れなせいもあってあまり使っていない。今回は結構タイイングも慣れてきたので、量産して川で使ってみるのが楽しみだ。

あとは明日足がどれだけ筋肉痛になっているかが、目下の懸案事項だな。

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Shimazaki HOT WAX でボディ処理したドライフライ。これは不沈艦だっ。

帰って早速タイイングを始めた。せめて釣具屋に行ったあとはタイイング意欲が上がって巻くくらいはしないと～。
HOT WAXを使って巻くのも久しぶり。まずはボディをHOT WAX処理したフライを巻く。
ウィングにはFavarite Fliesのドライウィングマテリアル。ボディに浮力があるからウィングはCDCにせずとも十分だろう。
ガストーチでWAXを溶かして塗るのがなんともムズイ。紹介されていたツールを作ってやっているが、これも改良が必要だ。

山から降りたあとは、燃焼しただけ食べる(＞▽＜;)

里山登山の翌日、日曜日。釣具屋でタイイング意欲を活発にするための物色に。
常連Hさんとアニメ「平家物語」の話で盛り上がる。そうとう面白いらしい。帰ったら早速見ることにしよう。
今年のカタログもあればと思って来たのだが、まだ各社からは入って来ていなかった。カタログや遊魚券が入ってくれば、解禁前の盛り上がりも最高潮だ。
Shimazaki HOT WAXを買って帰る。最初に買ったものがいい感じに減ってきたので、予備に。