其ノ三百五十八  ボルタリングとフライフィッシング
よもやの忘れ物(^_^; こればっかりは打つ手なし。
釣りで釣り竿を忘れたら話にならない。しかし、現場で木の枝かなんかに糸を結べばできなくはない。ま、それもあんまりなやり方だけど。
それが竿ではなくリールを忘れたら、これはさすがに代用のやりようがない。

急に(でもないが)ボルタリングをやってみることになった。
初体験の土曜日、その午後の空き時間に近場の海に釣りに行っての忘れ物だった。
そもそもなんでボルタリングを始めようと思ったのか?
いつ頃からか意識していたけれど理由はとっくに忘れてしまった。
源流釣行で片手にロッドを持ち岩場をへずることを考えたら人工の壁を登るなんて簡単だと思っていて、やったら全くそんなことはなく、せめてもう少しできるようになりたいなと考えているのが今の段階だ。
なんだかソルトのフライフィッシングを始めた時と似ているな、と気付いて僕はひとり苦笑いした。
西から低気圧が接近しつつある週末。夜19時が満潮だった。レーダーで見る雨雲の到着時刻と重なっている。夕方から海に行っても満潮の手前までは釣りが可能と読んだ。
右手が使えない。左手でのキャスティングは昔やっていたとは言え、右のようにはいかないのは間違いない。
海に着くと今にも降り出しそうな雲行きに、これは二週連続で失敗したか? と早速弱気になってきた。
何年ぶりかでやってきたこの場所。
まだ気配が感じられない・・・。
か、体が重いっ! これが地球の重力か!?
白ニャンコ先生に慰められました( ´ー`)y-~~
ボルタリングは初回に続きこの週末も行ってみた。最初は見様見まねでできているのかいないのかよくわからないまま終わった。翌日からの腕の筋肉痛は想像を超えるものだった。
一週間後、このままやらないかやるかはここで決まると、またボルタリングのジムに行ってみた。やった感触は一回目の方ができていて、二回目のこの日の方が体が動かない気がした。
なのに無理して続けていたら指にマメができて速攻でつぶれた。

先週も今週も、ボルタリングのあとに釣りにでかけることもなかろうに、とも思ったのだが近場の海ならいいだろうと軽い気持ちで出てきた。
で、先週はリールを忘れ、今週は右手は使えず潮も良くなく今にも雨が落ちてきそうだった。なんだかタイミングが悪いと言うか巡りが悪いと言うか。
しかし先週は釣りができずに帰ったのだから、今回はちょっとでもやらないと気が済まない。
ほぼ満潮、そして雨が降り始めたσ(^_^;)