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其ノ四百三 五月下旬、常時強風の島 | ||||||||||||||||||||
前回のソルトウォーターでは、5/2に島でメバルを釣った。 渓流解禁後のソルトウォーターとしては最遅の釣果記録になった。 例年春〜夏はヤマメとゴギ、秋冬がメバルというパターンだったが、だんだんと変化してきている。 そして五月下旬、またしても島へ向かった。今回もfacebookで昼のソルトをやっている人の影響だ。 |
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今回、勝算あっての島行きなのか? | ||||||||||||||||||||
七つの橋の四番目の島、8mの強風が吹き続けている状況だった。こればっかりは来てみないと実際の感触がわからないところだ。 前回メバルを釣った極小フライとロングティペットでやるからキャスティングは不可能だ。 足元に落として自分が防波堤沿いを移動し、防波堤の際をリトリーブで引っ張るやり方しかない。幸い、ほかに釣り人が居ないからこのやり方が成立する。 |
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紫外線対策、まずは手から。 | ||||||||||||||||||||
冬にこの港で釣る時は防波堤の外海側で釣る。この季節、初めて釣りをするが外海側は陽がギンギンに当たっていて、とても釣れそうな気がしなかった。 逆に内湾側は防波堤の影が際に落ちるから、なんとか釣れそうな気がする。 フライを足元に落とし、ラインを落としながら移動していく。そしてリトリーブ開始。リトリーブ中もラインがあおられて宙に浮いてしまうほどの風だった。 |
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サクッと一匹目、僕がびっくり(^o^;) | ||||||||||||||||||||
フライは#18。相変わらずの極小だが、もうこれしか使うつもりはなかった。フライを落とし移動しながらラインを落としリトリーブ、を何度か繰り返しているとググッときた。あ、釣れた? 僕は自分ごとではないようなあっけにとられつつラインを手繰った。前回の島釣行よりも明らかに快晴の日中に、よくもまあ。 サイズはまあこんなものかというくらいだが、なにより5月下旬の真っ昼間のフライでの釣果というのが貴重だ。 と、これはまあ僕が勝手に思っているのだが、またまたfacebookの人に報告しなければ。しかしどうせならもう少しサイズアップを狙いたい。 |
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去年までならこんな季節に島にメバルを釣りになんてこなかった。 facebookの人の影響ももちろんあるが、それだけではなかった。 渓流で何度もしくじったヤマメ。あいつを狙うのにいささか疲れた。川は渇水で雨が降るまでは小休止しようと思ったのも、島にやってきた理由のひとつだった。風は止まない。僕は粛々とキャストとリトリーブを繰り返した。 |
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やはり極小フライがこの時期のマッチフライなのか? | ||||||||||||||||||||
ガツーンっ! いきなり来た! 気を抜いてリトリーブしていたのに。 ロッドがぐいーっと曲がっている。防波堤の際から遠ざけるように誘導する。 一匹目と同じくらいのサイズだが、僕のフライにちゃんと答えてくれた。つれなく無視するヤマメとは大違いで、気持ちの盛り上がりとともに優しく癒された。 果たしてこれで次回ヤマメ釣りに向かう鋭気を養えたのかどうか? |
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癒しのメバル様。お付き合いありがとうございました(^^;) | ||||||||||||||||||||