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2017 釣乃記
第五話 東より、友来たる
固い川だと思っていた。去年もおととしもそれなりに釣っている。
Kさんが何度かライズを見つけて挑んだようだが攻めきれなかったようだ。 僕には結局一度も反応はなく、時間も気になったのでこの川をあきらめて移動する事にした。 週の半ばに降った雨の影響はしっかりと残っていて、狙っていた川はことごとく増水。無難な川の魚影は薄かった。 こうなったら今季初、かなりの細流に入ってみるか。
まだ腰に不安のあった僕は丁重にお断りし、Kさんが行こうとしていた流域の情報を伝えた。
その日のKさんの釣りはなかなか良かったようで、良型のバラしはあったもののゴギもしっかり釣られていた。 翌日、なんとか回復した僕はKさんと高速インターチェンジを下りた道の駅で待ち合わせた。 17時の飛行機に乗るKさんと、限られた時間ではあるが釣りをする事にしたのだ。
桜の本流で。残念ながらライズは起こりませんでした。
苔むした初の渓でロッドを振るKさん。
Kさんにとっての数年ぶりのこちらの川は、過去の記憶を呼び覚ましてくれたようだった。周辺の風情が素敵すぎる、という言葉も飛び出した。前の日に釣ったゴギは9年ぶりだったそうで、今季の解禁がこのエリアの川で一層感慨深い釣行になったとのお便りを後日いただいた。
僕自身、この地元の川には思い入れがある。Kさんに聞かれた「遠征とかはしないのか?」の問いに「こっちの川が気になるしほっとけないから」と答えた。それにはKさんはなんの抵抗もなく同意できたようだった。 数匹のゴギを手にし、Kさんは空港に向けて車を走らせた。僕は再会を約束した。きっとまたいつか、この西中国山地の渓で一緒にロッドを、と。
ゴギも今季初。これからもよろしく。
某SNSでやりとりをしていたKさんがこちらに釣りに来ることになった。
Kさんは過去に僕が良く行くエリアの川で釣りをした経験があり、懐かしさと期待を持ってやって来る。 僕は最初、一緒に釣りをと申し出たが、約束の週末の前日に腰の具合を悪くしてしまった。 レンタカーを借りてこの車で行きましょう、Kさんは約束の日の朝に僕の家まで来てくれてそう言ってくれた。
二つ目の川、僕にとっても今季初の細流はなんとか釣りができるレベルの増水加減だった。
しかし空間の狭さに感覚が慣れていない。枝に引っ掛けまくってしまった。 ドライにはまったく反応がなかった。まだ時期的に早いのもあるしやはり増水の影響も少なからずあるのだろう。 結局僕は耐えきれずフライをニンフに変えた。小さな落ち込みで小さなゴギをなんとか引きずり出した。
細流の反転流を攻めるKさん。
フェザントテールの信頼性はかなりのもの。
今季初、マエグロのダン。もうそういう季節になったんだ。
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