其ノ三百九十五  雪の週末のあと
この冬最大の寒波襲来、前夜に新年会だった僕は翌朝の外の光景に目を疑った。
ニュースによるとこの地方でも16年前にもかなりの大雪が降ったらしい。今回はそれを超える降り方だったようだ。
何年も生活圏内では積雪とほぼ無縁の冬をすごしてきたから、いきなりこんなに降ったらもうパニックだ。
こういう日はおとなしくしているに限る。
いや〜、よく降りました(^^:)
前の車(エスケープ)ではわざに雪のあるエリアに出向いたりしていた。
4WDだったしスタッドレスタイヤはいていたし。一番標高の高いエリアの神社に初詣でに行ったりしていた。
車が変わり、スタッドレスタイヤは買っていないので、雪が降ったらとにかく車には乗らない、という体制でいくしかないのだ。
ただこの体制は解禁当初は不安ではあるが。
これは雪国か!? 中国地方の沿岸の町とは思えない。
雪の降り続く間、家に居てタイイングでもするかというと、結局はちょっと出掛けてしまった。
雪が降るとやっぱりテンションが上がる。意味もなく外に出たり歩いてみたり。車は封印だからとにかく足で。珍しくバスや電車にも乗った。少し山の方にも出向いたがそちらのほうが雪は少なかった。僕の住むあたりは警報が出ていたと言うのに。
雪は午後過ぎまで降り続き、僕が夕方帰宅した頃には止んでいた。この雪の日が日曜日だったのは助かった。仕事の日だったら混乱はまぬがれない。しかし雪は溶けずに残ったままだ。これは次の朝が大変そう。
以前だったら年が明けてからの積雪は、解禁に向けて思いを馳せる材料になっていた。
雪解け水が川を守り魚を守る、そんなイメージが膨らんでいた。
最近は解禁直前までソルトをやっているから、解禁への気持ちの高揚が紛れている。
しかし今回の積雪は久しぶりに渓流の解禁が頭に浮かび上がった。
冬の、雪のあとには春の渓流が待っているから。
夕方、晴れてきたが雪はそのまま(^^:)