其ノ三百八十五  ある週末、ある出発
珍しく部屋を片づけ始めた。片づけるのは良い事だが、懐かしいものを見つけると長々とそれを見てしまったりしてしまう。
古い雑誌もその雰囲気は最近のとは違ってなかなかにいい。
もう20年以上前の雑誌だから、僕のフライ歴もそれ以上ということになる。
そうか、もうそんなになるか。感慨はあまりない。年々渓流エリアの環境は悪くなっている気がしているからだ、
FLY FISHER誌の懐かしいバックナンバー。
片づけついでに机を新しくしようと思った。
古い机を処分し、新しい机を買うまでの暫定で釣行ランチ用のテーブルをタイイングデスクにすることにした。
手狭だが最小限の作業はできるから次回のソルトの準備もなんとかなるだろう。
机をやり変えるとあれこれ工夫も必要になり、今までのタイイングを見直すことにもなる。
フライの出来映えだけでなく、巻くためのプロセスも込みでの工夫が。
机を新しくやり変える間の暫定のタイイングデスク(^_^;
片づけを始めた理由は引っ越しなのだが、僕は滅多に引っ越しをせずにここまできたものだから、荷物を動かし始めたらすごい事になってしまった。こうなったらせっかくだからとことん断捨離をするしかないとだいぶ処分することにしたが、それでもまだまだ手ぬるい。
しかし収拾がつかなくなってきたので多少妥協して、約半分を処分というところで手を打った。ただ引っ越し先の方の片づけはこれからだから当分は暫定タイイングデスクは使い続けなければならないだろう。
転居先が落ち着いたらタイイングも思う存分できると思うが、そろそろメバルもよくなってくる頃だから、果たしてそれに間に合うのか?
そしてこれまた唐突だが写真展をすることになった。
釣り具屋でよく合う人に誘われて、三人でやる。僕がバタバタしているので、ほとんどの準備諸々はほかの二人に任せてお願いする事にした。
三年前にひとりで個展をやった時は、我ながらよくやったと思う。
なんだか落ち着かない日々が続くけれど、その先には楽しい事もあると思うので、それを励みにもう一頑張りします。
ハゼに好評のダートアクション、そして通常パターンも健闘。