其ノ三百八十三  リアクションバイト お願いします
釣具屋で話が出たことがきっかけでハマり始めたカマス釣り。
よもやそれからひと月足らずでカマスを釣ることができるとは思ってなかった。
先週釣った時のフライは同行のHさんの助言でウィングを短くしたフライだった。
なにがカマスの捕食スイッチを入れるのか? 群れで入ってくるカマスの、ついてくるけど食いつかないというジレンマをどう打破するかが、次回釣行までの課題となった。
初カマスを釣った白マラブーを改良。しかし・・・。
初のカマスを釣ったのはマラブーパターンだった。
翌週に釣ったのはきらめくウィング素材を短く切ったフライ。
ふたつのフライにはあまり共通性は感じられない。
基本的にはきらきらのあるフライがカマスには有効だとのことだ。しかしそれだけだと最後の最後、カマスが食いつくのには決め手に欠けるという印象だ。
僕はHさんの助言に基づき、いくつかカマスフライの改良パターンを巻いてみた。
Hさん指南のカマスフライ。まだ思いきりが足りない。
ウィングを短くするのはフックに絡まないようにするためだが、心情的には長い方がゆらゆら揺らめいてカマスを誘う機能が高い気がする。マラブーが効いたのはそれがあったからではないかと思った。
マラブーやシンセティックで巻いていると、確かにマラブーは何度も投げるうちにフックゲイプに絡んでたなと思い出した。メバルを狙っている時だが、長く揺らめくウィングのフライのその動きで明らかに食いついた、という経験もあまりないか? 長くラインを出してリトリーブしている時はフライが見えていないからひょっとしたら効果はあるかもしれないが。あまり揺らめく動きに固執しなくてもいいのかも、とかいろいろ考えてしまう。
カマスのリアクションバイトを誘う発想力・・・う〜む。
もちろんひとつのパターンだけでずっと釣れ続けることはないだろうから、いくつかの種類を混ぜて使うのが現実的。
その意味でもウィングを短く少なくしたフライも巻いた。
サイズも小さい方がいいのでは? との助言もいただいたので、去年巻いていた小型のフライもまた巻こう。それがメバルに効く季節もあと少しだし。

所用で釣りに行けない週末、少しの時間だけまた釣具屋へ。
更に改良版。だんだんシンプルになっていく。
常連Hさんも来ていた。先週の釣りを振り返りあれこれ話をするうちに、ダートという動きが有効だと教えてもらった。
不規則に左右に動かすのだが、フライでそれはむつかしい。
すると店内でシンカーとフックがジョイントされた製品を見つけた。シンカー前面が水流を受けてかなり派手なアクションをするようだ。
フライロッドとラインで扱えるかだが、これも戦力に加えてみよう。ちゃんとフライらしくドレッシングもして。
釣りのシステムを総合してフライなら、これもその一部(^_^;