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其ノ三百八十四 カマスはどこへ行った | |||||||||||||||||||||||||||
前の晩にやっておけよな〜、ブツブツ・・・。 リーダーをやりかえ、ティペットも結ぶ。そうこうしているとみるみる明るくなってきた。 結局こうなるんだよな〜。 カマスを釣った島へ二週振りにやってきた。例によって早起きするにはしたが、やっぱり釣り開始は明るくなってから。 潮はもうすぐ満潮になるタイミングだ。群れさえ入ってくれば釣る自信はあった。 |
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中 二週間、待っていてくれるかな〜? | |||||||||||||||||||||||||||
防波堤突端には数名の先行者。あとは中間にひとり。 僕は防波堤の折れ曲がるあたりに陣取り、糸を直しながら夜明けを待った(いや、待った訳ではないか?(^_^;)) 早速ダートアクションのフライを試してみる。ウェイトが重いので思った通り投げづらい。 特に反応はない。空はすっかり明るくなってきた。 僕と突端グループの間にひとり入ってきた。まだなんとか防波堤と平行に投げれる距離は空いている。 |
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ノーマルのハゼを釣ったのは初めてだったかも。 | |||||||||||||||||||||||||||
前回の釣りでは防波堤の内側に入ってきたカマスは明らかに回遊していたが、外側のカマスは防波堤沿いについている感じだった。 フライで狙うなら防波堤と平行に投げてリトリーブとなる。この港のこれからの時間帯で増え始める釣り人の多さからして、何時までそのやり方が可能なのか? と、ぐぐぃっと竿先が引き込まれた。あっ!と思った時には軽くなっていた。来てたな。 |
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やや風が吹き始めた。忘れていたソルトの釣りの難敵。 | |||||||||||||||||||||||||||
もちろんこの日もちりめん丼。この秋 四回目σ(^_^;) | 防波堤突端の延べ竿グループ。ほぼ釣れ続けてました。 | ||||||||||||||||||||||||||
また来た。いや、流れ藻か? 上げてみると流れ藻といっしょに小魚がくっついている。ハゼだった。 馴染みのアナハゼとは違って普通のハゼ。小さくても食い気はあるようで、ダートアクションにたまらず食いついたか? 防波堤岸側を見るとだいぶ釣り人が増えてきた。突端側にもまたふたり入った。ふと気が付けば突端側の人達はそれぞれは顔見知りではないようだが、みんな申し合わせたようにロッドは延べ竿だった。最初っから小魚狙い、しかも見ていたら良いペースで釣り上げている。一番僕側の年配の人は合わせも鮮やかに抜き上げる。かなり手だれの人達だな〜。 そしてまたぐぐっと竿先が引き込まれた。今度はけっこうな手応えだ。と思ったらバレた。どうもダートアクションは食いつきはいいがバレやすい気がする。向こう合わせに任せず、来た時の積極的な合わせがいるのかも。 |
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風が吹きだした。やや強い。オフシーズン後のソルト釣行では初めての風だ。これから季節が冬に向かうにつれ、だんだん風も強まってくるだろう。 そして人につらい気象条件では釣れる、の法則。リトリーブする手ごとグリップごと、ぐいっと持っていかれた。 上げてみると色鮮やかな魚が掛かっていた。あとで調べたが、ニシキハゼという魚だった。 アナハゼとはかなり違う風貌とアナハゼ同様のどう猛な食性。 |
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ハゼに好評のダートアクション、そして通常パターンも健闘。 | |||||||||||||||||||||||||||
釣り人が増えてきた。投げるのが難しくなくなったから僕は朝からのこの場所を離れた。 その後、防波堤岸側の空いている場所で投げると、良い手応えが何度もあったが、全て途中で外れてしまった。あれはカマスだったのかも知れない。 「それはチヌの探りのリールじゃろ?」と、こちらに歩いてきた延べ竿釣り師から聞かれた。 「はあ、まあ・・。」と言うと 「リールと竿がええのう」とお褒めの言葉を頂き、僕はなんだか救われた気がした。 |
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初魚種のニシキハゼ、色も引きもなかなかのもの。 | |||||||||||||||||||||||||||