其ノ三百九十八  今は異形のダートフライ
年末から年を越して現時点まで、四回島に行ったが、各回一匹づつというずいぶんな釣果に終わっている。
気象や潮の条件がいいような悪いような。そういうタイミングによる影響なのか、僕のやりようが悪いのか?
いつ行っても釣れる釣りは面白くないだろうけど、紙一重も精神的によろしくない。
天気や潮はできるだけいい時を選ぶしかないが、フライは家で巻く時に決まる。
ダートアクションのゾンカー。色々組み合わせて。
ダートアクションを発生するウェイトとフックを接続するタイプを使い始めたのは去年のカマス狙いの頃だった。
結局はジグヘッドなのだが、それにドレッシングを施してフライとして使っている。
ハゼやメバルに効果はあるし四釣行四匹は全てこのパターンで釣っていた。
しかし考えてみればこのフライは安定してコンスタントに効果を発揮していると言えるのか?
ヘッドが固定のダートパターン。次回釣行時、試してみよう。
今まで釣れなかった状況やあまり反応を示さなかった魚に対して、ダートアクションは明らかに強くアピールしているのはわかる。しかし、以前から使っていたヘロンやファジーウィングのフライで釣れていた状況では逆に釣れていないような気もしてきている。
結局ダートアクションも万能ではないということだろう。状況によってフライをチェンジしていくのがフライフィッシングなのに、ここ最近はダートに頼りっぱなしでいたんだなあと今さらだが気が付いた。
そうなるとヘロンやファジーウィング、さらには調子の良かった時もあるドロッパーも久しぶりにやってみなければならないか。極細ロングティペットに極小フライも今季は一度も使っていない。
ジグヘッドにドレッシングして、それはフライなのか?という気もしないではないが、それによる効果があるのなら、釣れる理由は知っておいて損はない。
今は異形のフライでも、いずれ同じ効果を発するフライフィッシングらしいマテリアルに置き換えてジグヘッドを再現できる可能性もある。
それまではもう少しこのへんてこりんなフライたちを島で振ってみることにしよう。
スイムに優れたこんなものも・・・ま、試してみます(^^;)