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2016 釣乃記
第弐話 本流ライズとふたつの提案
Tさんに土手から人が話しかけてきた。なにやら上流に入らせてくれと言っているようだ。
黙って入られるよりは誠意は感じるから僕は気付かぬ振りしてキャストを続けた。 小さなカゲロウが散発的に飛んでいる。ライズ無し。三月二週目だとまだ早い気もするが、今年は雪も消えているし全体に時期が前倒しかもしれない。 先週釣ったヤマメサイズのカワムツを数匹釣って、この場所の核心部に進んだ。柔らかく陽射しが出てきた。風はない。どうか?
天敵ナミヒラタカゲロウ、ハッチ開始(`o´)
小さなカゲロウが次々と飛び始めた。#18のCDCダンにチェンジ。反応無し。ライズは頻繁ではないにしろ、途切れる事なく続いている。ティペットが絡んだのを機にTさんと変わった。
その直後、Tさんがライズの主を掛けた。うむむ〜、さすが。 ライズは続いている。大型カゲロウも飛び始めた。僕とTさんもそれぞれキャストを続けた。 二番目のライズポイントで土手に座って昼食。昼を回ると先週同様強風が心配だがまだ吹き荒れるほどではなかった。
やむを得ず支流へ。本流ライズが目的だったんだけど。
キャストしたが反応無しだったり先行するフライマンが居たりと、だんだんむつかしくなってきた。
午後3時をまわり、少しづつ気温も下がり始めている。最初のライズに固執しすぎて時間を食った分ほかの場所のいい時間を逃したかも知れない。 とは言え目の前でライズがまだ続いているのに、そのライズをほっといてライズしているかどうかわからない他の場所へ行くのかと言うと、フライマンならそんなことできる訳がない。
TさんのLDLシステム、本領発揮!
おにぎりだけだと昼食は楽だがなにかが物足りない??
「本流のライズを狙おう」
Tさんの提案に僕のCX-3の行き先は決まったが、山間部の融雪剤散布高速道路は避けて南から回り込むルートをとった。 ちょうど二時間で目的の川に到着。そして核心部。たまたま辿り着いた時間にライズが始まるなんてそんな都合よく行く訳がない。 ・・・と思ったら、ライズ!? なんと、本当にライズが始まった。どんぴしゃりのタイミング。 まず僕が攻めさせてもらった。対岸の際。昨夜巻いたCDCスペントをキャスト。・・・出ない。
ストーンフライも元気よくはいまわる。
土手でおにぎりを食べていると前方の流れでライズ。こういうものなのか?
僕たちは慌てておにぎりを口に押し込み、ロッドを持って川原へ下りた。Tさんはまた僕にライズを譲ってくれた。釣らねば。 流れの筋と緩流帯の境目にいる。立ち位置が限られるので真横からキャスト。一投目、落下地点はいいがドリフトする間もなくドラッグがかかる。と、出たっ! Tさんは離れたところで数匹手にしていた。僕たちはまた場所を移動する事にした。
さらにライズを探す旅は続く。
陽射しは出たり隠れたり。ハッチもちらほら。
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「水冷たいけど支流へ入ろう」と今度は僕がTさんに提案した。
本流ライズがこの日のテーマだったからそれを果たせず支流に逃げ込むみたいでくやしいが、最初の場所はTさんの一匹のみ。二番目のポイントの一投目で出た良型も合わせ切れするという失態。 せめて魚の顔を見るまでは帰れない。もうこれからの時間帯ではライズは期待出来そうもない。 支流の堰堤上の単調な流れでヤマメが出た。来週あたりからハッチもライズも釣り人も本気になってきそうだ。
ヤマメでもライズを獲ったのと叩いて釣ったのでは、ちょっと違うかな〜(^_^;
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