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其ノ三百七十一 危機的ニャンコ先生の島 -弐-
ソルトの釣りを始めた頃は諸々の事情もあり昼間の釣りに終始していた。
道のりは険しく、日中の不利な条件を克服するためにあれやこれやと試したりした。 いくらか日中でも釣れるようになって、少しづつ夕方の時間帯もやるようになった。 前回、真っ暗になってからの良型メバルのヒットは、僕のソルトの釣りを大きくシフトさせる出来事だった気がしている。 じゃあ昼間の釣りは意味をなさないのか?
四番目の島、中央フェリー乗り場の港。冬の日中の下げ潮では過去にかなりの実績のある場所だった。釣り人は一人もいない。
昼間は穏やかではなく荒れたくらいの方が釣れるというのも過去の経験から。 寒風が吹きつけるこの日はこれまた釣れる条件に当てはまる。僕はもう釣った気でキャストを開始した。 今週も七つの橋の島へやってきたが、この日は足を伸ばして七番目の島まで行ってみる事にした。
また寒気がやってきた。晴れの島でも風は冷たい。
9時満潮15時干潮とは、以前の僕なら好みの潮だと即座に思ったのだが、この秋冬は別の要素を気にしている。
夕まずめ前後の時間帯で潮がどうかだ。瀬戸内で釣りをするなら潮優先かまずめ優先か? 両方が良ければ万全だろう。 15時干潮なら夕まずめは上げ潮が始まるころとなる。 とは言え潮流と時間帯、果たしてソルトの釣りでどれほどの影響力を持つのか?
LODGE SERVING POT 1QUART。まずは鶏せせりトマト缶煮。
七つの島の愛媛県側はこのタイプの橋になる。
五つ目の島から愛媛県になる。すると港での釣りに対しての注意書きがガラッと変わってきびしくなる。釣り禁止と。
こうはっきり書かれて、誰もいないとさすがに躊躇する。 海は干潮になった。釣りはせずに昼ご飯を食べる事に。食べる時くらいは風が止んで欲しいが、そう都合よくは行かない。 なんだかこの日は釣りに気持ちが入らない。ろくにロッドを振らないうちに干潮になりご飯を食べている。 それは前回の暗くなってからの実績があるからだ。
四番目の島のフェリー乗り場の港では全く反応がなかった。
この日の条件ならメバルの高活性間違いないと思ったのに。僕が推し量る程度の条件以外にもっと深く関わるものがきっと存在しているんだと、今ならわかる。 夕まずめ、いつものニャンコ先生の島。細糸小型フライも歯が立たず、前回実績、期待の暗くなってからも空振りに終わった。 ニャンコ先生っ! また僕のソルトの釣りの迷走が始まりました。
ニャンコ先生! 海って広くて深くてむつかしいです(>▽<)
島を巡る週末も、すっかり当たり前になった今日この頃。
釣れた日より釣れなかった日の方が得るものは多い?(^_^;
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