其ノ三百六十二  ブレるソルトフライ
マラブーパターンも健在です。
十二月に入ってあれこれ忙しくなった。しかしいったい何週連続で海に行っていたのか? 早い時期から行きだして、釣果のあがらない苦しい釣りが続いた。
でもそこでもなんらか得るものがあったのではないかと思うのだが、良い時期になってきてその得たものを生かせているのか?
やはり使うフライをどうしていくのか? というのがまずある。
未だに方針がコロコロ変わる僕のソルトウォーターの釣りなのであった。
実績のある魚皮やヘロンを使ったパターンから少し離れつつあった。なんでそうなったのか? あれこれ考えてみるに、ソルトウォーターのフライはいろんなマテリアルでいろんなパターンを巻く。
それはヤマメを釣るフライよりも多岐にわたりパターンによる釣れる釣れないがより顕著な気がしている。
もっと釣れるパターンは探せばあるのではないか? と僕は無意識に思っているのではないか? 
クラウザーミノーをシンセティックで。
そもそものソルトウォーターの始まりは、ありあわせの道具にありあわせのマテリアルで巻いたフライ。そんなスタートだったのだが、続けていくうちに徐々に専用のものをそろえだした。
僕の場合、ヤマメを釣るのにいいのはこういうフライ、という目つきでタイイングするが、ソルトの時はメバルをこういうフライで釣りたい、となる。もちろん全く食性もなにも考えずにという訳ではなく、ある程度マッチさせつつ有名パターンやほかの人達のソルトパターンを参考にさせていただきながら、だ。
その範囲内で使ってみたいフライに目移りしているのが今の僕の状態なのだろう。いろんなフライを巻いてみたいというのもあるし、釣れるとわかったらそればっかり使うのではなく次はアレで釣っちゃろう、となる訳だ。
改良型小型エビフライ。常に探求心・・・σ(^_^;)
このオフシーズンでは新たな試みとして、小さめのフライを細いロングティペットに結んでというやり方を試している。
あまりソルトのフライフィッシングらしくないし、ライントラブルがやたら多い。これなら必ず釣れるという訳でもない。
でも去年までのsnaphookを使ったモーションフリーやドロッパーなども合わせていろんなシステムを状況に応じて使えるようになれば、それも面白い。
ヤマメはフライで釣れるのだとということになんの疑問も持っていない。
メバルや海の魚もそうなのだと最初は思っていなかった。それがフライでも釣れるんだと認識するところから僕の海のフライフィッシングは始まっているので、フライもいろいろ目移りもするし方針もブレまくるのだろう。
でもそれはそれでいい。使いたいフライで釣ろうとがんばるフライフィッシングだってあっていいだろうから。
ソルト専用フライピッチ。ま、気分のものなので(^^;)