其ノ三百六十四  海に行けない時の釣り
Patagonia HYBRID PACK VEST。これはもう道具だ。
フルシンキングにしたのは、ヘッドの時のモノフィラメント系のバッキングラインの絡みに辟易したからだ。もちろん使い方にもよるが、僕のソルトでの使い方だとフルフライラインの方が絡みは少ないだろうと思った。
これはまあ手返しと言うか余計な仕事をするかしないかの話で、飛距離とかは僕のキャスティングではそう変わる訳ではない。しかしシンクレートは違う。果たしてヘビーウェイトが有利とは限らないし、状況によってはフローディングラインの方が良い時もある。ソルトは渓流のフライよりも状況に応じてラインを変えることによる効果は大きいと思う。
それ故に現場でラインを変えることをするぐらいでないと、無駄にキャストを繰り返すだけになりかねないのがソルトのフライフィッシングだから。
今年、海に行く時のフィッシングバッグをあれこれ試してみた。
去年まではアウターのジャケットのポケットに全部詰め込んでいたのだが、使い勝手が今ひとつなので今年は古いバッグを引っ張り出して試している。
しかしどれもしっくりこない。で、忙し過ぎる時は物に走る法則(そんなのある?(^_^;)、
Patagonia HYBRID PACK VEST を買ってみた。
まだ実践投入していないが、これは機能的にもよさそうだ。
新ライン。果たしてソルトの新境地開拓なるか?
この秋からにかけて、毎週のように行っていたソルトフライフィッシングだったが、仕事の繁忙期になった途端行けなくなった。
せめて準備だけは入念に。去年あたりから考えていたラインの新たなる選択肢。
タイプVl をついに初導入した。タイプll 、タイプlV と使ってきたが前者ふたつともシューティングヘッド。今回のタイプVll は100' 30mのフルシンキングライン。
海は良い時や難しい時が川以上に顕著だ。川は条件が悪くても粘ってなんとかなる時もある。しかし海はダメな時は何をやってもダメだ(僕の場合)。
海に行けない週末が三週間続いている。次の週末、なんとか海に行けたとしても条件が良いとは限らない。しかしいつも良い条件を選んで行くこともできない訳だし。
結局は行ける時に行くしかないのだから、その時の条件が良かろうが悪かろうが行ったからには釣りをするしかない。
悪い条件であってもなんとかがんばれる準備をして経験を積むしかないんだろうな、やっぱり。