其ノ三百六十八  週末の島のルーティーン
来てすぐにメバルを釣った港を起点に今まで釣りで向かった事のない反時計回り方向に移動。いくつか良さそうな場所でキャストしてみた。
まだちょうど満潮くらいで、活発に捕食活動をする魚は見えない。何度かフライを追う魚影は見えたが、クサフグだったかも知れない。
一番最初に釣ったきりだとその感触も忘れてしまう。昼をまわり時間が過ぎるにつれ、いくら一匹釣っているとは言え焦りを感じ始めるのもここのところのパターンだ。
暖冬のこの冬、それでもようやく寒気が来ているようだが、この日はやっぱり暖かだった。
風もないし、これはヤバい天気だが夕方に下げ潮なのでそこでなんとかなるんじゃなかろうか。
昼食前に一ヶ所目、広い防波堤でキャストしてみた。
初釣りでラインを切ってしまったので新しいラインを注文していたが、それが前日に届いた。
リーズナブルな製品なので長さは80ft、24m。#6だしこれならフルライン出るか、と試したらチビメバルが掛かった。
またまた週末晴れ。三週連続島行きデス(^_^;
去年から始めたボルダリング、一応まだ続けられている。
会社の陶芸教室で作った年越し蕎麦用どんぶりは年を越す前に落として割ってしまった。次回の教室があったら参加するかどうか?
金曜日には相変わらず日本酒を呑んでいる。アテは湯豆腐からのなめろう、というパターンが多い。
という、変わり映えのしない日々だが、それに加えてもうひとつ。
初釣り、先週、そして今週も島へ釣りに。昨年オフシーズンになってからだと十回を超えている。
ありゃ、こんな小さいメバルさん、スマン(>_<)
今回は冷凍ドライカレーにマルちゃんきざみ揚げうどん。しかしこのあと・・・。
ニューラインで釣れたからひと安心。満潮までまだ間があるが昼食にすることに。
MSR点火。しかし毎回釣りで昼ご飯をここまでやらなくてはならないのか? と思ったりもする。
車の中でおにぎりだけ食べて済ませれば準備もいらないし荷物も減るし時間もかからない。
そうしないのは僕がこの釣行ランチを楽しんでやっているからなのだろう。
島の海岸で温かいものを食べるという非日常。火器を扱う満足度も高い。
さて、帰りますか。CX-3くん。
気が付くと対岸の島に日が沈もうとしていた。なんだ? ずいぶんと時間の経つのが早かったような。おそらく下げ潮の潮流は始まっている。
もう迷っていられない。いつものニャンコ先生の島で夕まづめ下げの潮流小型フライ極細ティペット流し込み作戦をやるしかない。
このやり方も今季初導入だがコンスタントに釣果は出ていない。同じ潮流同じ時間帯でも連続ヒットとデコッた時とがある。
橋を渡り狙いの港に到着。東側に面したこの港は島の山に日が沈むので夕暮れが早い。
同じ場所でも毎回違う反応。やっかいであり面白くもあり。
流し込みの有望ポイントはすでにかなりの潮流だった。う〜ん、スマホの潮のアプリを鵜呑みにしすぎか?
幸い釣り人はほかの防波堤に偏っている。仕掛けはセット済み、流し込み開始。
一投目、反応無し。二投目三投目、変化なし。魚影は見える。メバルに間違いない。ライズまでしてやがるし。
みるみる辺りが暗くなるのがわかる。ここはダメだ。僕はポイントを見切り、少しでも可能性のありそうなほかの釣り人が集まっている所へ移動した。
新規開拓もただ時間だけが過ぎて・・。
出汁の良く効いたマルちゃんのうどんができたところで、なんとクッカーをひっくり返してしまった。1/3ほどは残せたがあとは砂地の上に。ここまで派手にぶちまけたのは初めてだ。不安定な流木の上だから気をつけないといけなかったのに・・。
ま、たまにはそういうこともある。むしろ今まで無頓着だったが火器のジョイント部に砂は禁物だ。これも気をつけないと。
今回の七つの橋の架かる島々は去年は釣りで9回、写真を撮りに7回来ていた。そんなに好きなら住めば? 今年も初釣りと今回ですでに二回目。僕の海のフライフィッシングはこの島々の印象が特に強い。まあこういう場所を持っているのは良い事なのだと思う。ただ釣り場は新たな開拓をしたいところだ。同じ港にも思い入れはあるがほかの場所でも僕の釣りが通用するということを確認したいし。

ニャンコ先生、暗くなったらお仲間が恋しいですよね?(^_^;
移動後の一投目、ピックアップ直前に息なりまずまずのメバル。流れの中は高密度魚影。二投目でガツンっときた!! コレはなんだ!? と思ったらバレた。相当でかかった。
さらに粘るがだいぶ暗くなった。ここには照明はなく他の釣り人も帰って行った。
あとひとつ、ルーティーン。ニャンコ先生に挨拶しないと。初釣りで来た時には居なかった。暗い中、ニャンコ先生にいつも会う所に行くとすぐに駆け寄ってきてくれた。
遅くなりましたけど、今年もよろしくお願いしますね。