其ノ三百七十六  毛針巻きに勤しんで
避難勧告が何度も発令された豪雨の週が過ぎ、梅雨の合間の暑い日々が続く中、釣りの方はひと休み。
シーズンも良い時期はあっという間に過ぎて、梅雨後半〜夏という過酷な日々にシフトしていく。
暑熱順化が完了していない今時期が一番しんどい。なんとか順化を終えれれば、暑い日の渓へ向けての戦闘意欲も沸いてくる(と、思う)。
もうすっかり夏のパターン一本で大丈夫になったから、じゃあ巻かなきゃ。
新たなボビンを入手し、これで巻き巻きも加速する!?
シマザキストレッチボディというのを最近良く使っている。
ダビングが苦手というのもあるがカチっとしたシルエットのボディを巻くにはこのマテリアルが向いている。
春のパターンならテーパーを、これから巻くならアントをイメージしてコブを、それぞれを簡単に作ることができる。
ウェブサイトを見るとこのマテリアルを使ったいろんなバリエーションが紹介されている。いろいろと活用の幅もありそうだ。
ストレッチボディアント。ウィングはCDCで。
ボディに続いてフロートパーツはCDCで。
今年実釣で初めて使ったパウダーのフロータントがいい感じなので、積極的にCDCパターンを常用している。
テレストリアルでもそれを継続するつもりなので、アントにもCDCでウィングをつけた。
浮力の持続させクリアすれば、軽さがもたらす水面での姿勢の安定度は折り紙付きだから。
ピーコックボディのビートルとかにもCDCでウィングをつけた。ハックルは出番がないな〜。
一本巻いては休み、巻いては休み(^_^;
解禁からのロードもひと段落。夏モードになるまで、タイイングしつつ休養期間を設けるのもいい。
外はまたスコールのような夕立が始まった。きっとすぐに雨雲は通過するのだろう。

シーズン途中にぽっかり空いた空洞のような梅雨の中休み。徐々に暑熱順化も進むはずだ。
僕はフライピッチに少しづつ増えるフライを眺めながら、次回の釣行をぼんやり想像していた。
さあて、次はいつ行けるかな〜?σ(^_^;)